平成最後の夏、爪白キャンプ場も最後の夏

今年、高知県越知町に「スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド」がオープンした。

そして以前よりアナウンスされている通り、今度は土佐清水市のここ爪白キャンプ場がスノーピークの手入れによって生まれ変わることになっている。

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すでに重機が入っているとの噂もあり、視察も兼ねて爪白最後の夏をエンジョイするべくやってきた。

フリーサイトを見る限りまだ工事は手付かずだったのでホッとしたのも束の間、ひどい荒れように驚く。

足を踏み入れるとヒザ下が隠れるほどに伸びた雑草、雨後ということもあり不快この上ない。

足摺花火大会を数日後に控えたこの時期、いつもなら綺麗に刈り込まれて極上の短芝が広がっているはずなのだ。

オートサイトを見にいくと重機の姿が。

アスファルトを剥がして更地にするらしい。まさに今、これからというところだった。

スノーピークの管理棟が建つのは、ちょうど重機が鎮座するこの場所である。

サイト入り口にあった観光案内板はすでに引っこ抜かれてこのザマ。

この時点でオートサイトは閉鎖確定。

フリーサイトはどうか。

重機の運転手さんに聞くと、8月いっぱいは使えるとのこと。

のちにショバ代集金のオッちゃんにも聞くと、フリーサイトも重機やトラックが出入りするから注意しないといけないが10月くらいまでは使えるとのこと。

話を総合すると、フリーサイトは9月頃からぼちぼちと造成のための事前工程や資材の搬入が始まると思われる。

その間もキャンプ場として開放するが、10月頃からはガチの造成工事が始まるということだろう。

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雨後でコンディションが悪かったので爪白キャンプ場へは泊まらず、須ノ川キャンプ場で3泊した後にまた爪白へ戻ってきた。

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その後は晴れが続いていたので地面は乾いていた。

足摺花火大会を明日に控え、キャンプ客もちらほら。

で、いつもの場所にタープを張って、まず何をしたか?

草刈りである。

タープ下だけとはいえ意外に骨が折れる。

こんなキャンプ風景あるぅ?

けどおかげで草がまとわりつくことなく、快適に過ごすことができた。

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さて、爪白はボクら夫婦がキャンプにハマるきっかけになったキャンプ場である。

大阪時代から数えて5年、毎年のように夏はここで過ごしてきた。

そうして土佐清水に通うようになり、高知に惹かれるようになり、今では高知県民である。

今回土佐清水市はジオパーク構想として、爪白キャンプ場のみならず竜串海岸や足摺海洋館などの施設も含めた総合的なリニューアルを進めている。

その中で爪白だけを1人1泊300円という牧歌的な価格で残すのは確かに得策ではない。

そこで名が挙がったのがスノーピークというネームバリューだったのだろう。

スノーピークの手入れ後、爪白キャンプ場は「スノーピーク土佐清水ジオパークキャンプフィールド」などと仰々しく改名するだろう。

ともない300円だったショバ代はスノピ価格に。

「スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド」がショバ代4700円ほどだから、同等まで釣り上がると考えるのが妥当である。

土佐清水市にスノーピークプロデュースのキャンプ場ができる、というのは大きな話題になる。

これを機に同市を知る人も少なくないだろう。

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これまで清掃協力金300円のみでまかなっていたキャンプ場は全国のキャンプフリークに名を轟かせることとなり、利益を生み、ジオパーク観光客による副次的な経済効果も見込める。

いい事づくしである。

しかしながら、「スノーピークおち仁淀川」はもともと休耕田畑だった場所に造られた全く新しいキャンプ場であるのに対し、爪白はもともとあったキャンプ場をスノーピークが手入れするという違いがある。

キャンプフリークにとって予約なくフラッと訪れて、1泊300円で気軽に泊まれる広大なフリーサイトがあるというのは土佐清水市の大きな魅力だったはず。

ジオパーク構想にあわせてリニューアルするのが悪いとは思わない。

ボクが疑問を呈するのは、なぜ同じ地方都市のいち企業の名を借りるのかということ。

これは虎の威を借る狐、という構図ではない。

土佐清水市は力弱き狐などではない。

ボクら夫婦を移住に導き、いずれはここで生活したいと思わせるほどに魅力ある街である。

獅子が虎の威を借る必要などない。

土佐清水市に言いたい。

造花のように外側から飾るよりも、内から生成する天然花のように自らの個性を発信するのがこれからの時代ではないか。

いずれにせよもう決まったこと。

よもやないだろうが、新しくできるキャンプ場に「爪白」の名を冠することだけは避けていただきたい。

おそらく継承するものは何もないだろうから。

爪白キャンプ場はかつて土佐清水市にあった、楽園のようなキャンプ場である。

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