※関連記事
何度行っても至上の「のんびり」が味わえる、ボクのホームグラウンド「爪白キャンプ場」
幼いころに生き別れた兄の存在を突然知らされたような、はたまた住みなれた家の中に謎の隠し部屋を見つけてしまったような。
まさにそんな衝撃だった。
何がやねんてあなた、あの爪白キャンプ場にオートサイトがあったんである。
え、知ってた?
4年もこのキャンプ場に通っていながら、その存在を知らなかったとは汗顔の至りである。
-->
まずはグーグルマップの航空写真を見て欲しい。
緑の枠がボクがいつも幕営してたクルマの乗り入れができないフリーサイト。
赤の枠が今回知ったオートサイトである。
爪白キャンプ場にオートサイトがある、との一報をもたらしたのはカミさんである。
その時は誤情報だと一笑に付したのだが、実際にそこでオートキャンプをしたとされるブログ記事を見せてもらったところ、ボクが見たこともない爪白キャンプ場の光景があったのだった。
オートサイトの存在に気づかなかったのには、3つの要因が考えられる。
1つ目はいつものフリーサイトがあまりにも快適だということ。
どういうことか。
タープを張ってイスを並べてベースを設営したら最後、撤収するまでそこから一歩も動かないのだ。
ブラブラ散歩したり、隣にあるレスト竜串のみやげ物屋を冷やかしに行ったりしていれば気づく機会もあっただろうが、いつもズブズブにレイドバックしてしまうのだった。
2つ目はフリーサイトとオートサイトが分断されていること。
サイトは隣接こそしているが、その間には小山があってお互いのサイトは見えない。
なおかつそれぞれに水場、トイレがあるため行き来する必要がない。
独立したキャンプ場なのである。
当初、オートサイトの存在がガセだと思ったのは、洗い物やトイレのためにオートサイトから行き来する人を見たことがなかったからだ。
3つ目はオートサイトのアクセスの悪さ。
フリーサイトは国道に面していてわかりやすい。初めて来た人は100%フリーサイトが爪白キャンプ場だと認識するだろう。
管理棟はフリーサイト側にあるが、そこでもオートサイトもあるよ、といった貼り紙を見たことがない。
そして極めつけはオートサイトの入口が致命的にわかりづらいこと。
-->
入り口があるのはレスト竜串の西隣り、「海の物産館ながしま」の駐車場である。
レスト竜串の駐車場からは入れないので注意。
駐車場の奥にこのような小道がある。
ご丁寧に「バイク・自動車乗り入れ禁止」の立て札があるのが謎だが、めげずに進む。
この橋を渡ればそこが爪白キャンプ場のオートサイトである。
芝生までクルマ乗り入れOKという寛大さ。
料金はフリーサイト同様1人300円+クルマ代1000円である。
気になっていたスノーピークによる爪白キャンプ場の再開発について、管理人さんに尋ねてみた。
2019年の完成に向けて今は場内の設計中らしい。
フリーサイトにもクルマが通れるように道を通すとのことだった。
フリーサイトとオートサイトの間にある小山を崩して、全体をフラットなオートサイトにするのかも知れない。
料金について尋ねると、多分上がるとのこと。
そりゃそうだろうなあ。
料金については仕方がないとしても、もしフリーサイトが消えるとしたらそれは寂しいやね。
夜、焚き火をしていたらホタルが飛んでいました。
こんな海っぱたにもいることに驚き。
もしかして日中はフリーサイトとオートサイトの間の小山にでも隠れていたのでしょうか。
爪白キャンプ場は今のままで充分に魅力的なキャンプ場なので、いち利用者としてはどこにでもあるようなオートキャンプ場になってしまうのはもったいないと思っている。
※関連記事
何度行っても至上の「のんびり」が味わえる、ボクのホームグラウンド「爪白キャンプ場」