週に一度だけオープンする山里のカフェ「ロータスグラノーラ」の南インドカレー

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香北町の山間部に、カフェが点在する面白い地域がある。

知ったきっかけは香北町にあるキャンプ場をチェックしようと眺めていたGoogleマップ。

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山中の不自然とも思える場所に、飲食店のマーキングを見つけたのだった。

「ロータスグラノーラ」と書いてある。

検索すると香北町へ移住された方が営む、週1日営業、水曜のみのカフェだった。

さらに調べると、界隈には同じように移住者によって空き家をリノベーションしたカフェがいくつかあったのだ。

先細る地道を疑わずに登っていくと現れる小さな看板が目印。

Uターン困難な狭隘路なので見落とさないように。

5、6台停められる駐車場は満車。

失礼ながらわざわざ水曜日を狙ってこんな仙人境にやってくる物好きなぞボクらくらいのもんだろうと思っていた。

駐車場から徒歩で少し登ったところ、山肌に引っ掛かるようにして住居兼のお店がある。

「住む」ということは、そこから見える景色を自分のものにするということ。

この眺望である。なんとも羨ましい。

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メインのカフェスペースが満席で、普段は生活スペースだというこちらの席に通してくれた。

陽当たり良好の特等席である。

ご夫妻が南インドで暮らしたことがあるらしく、当地で親しまれているカレーをいただいた。

さらっとしたルーに各トッピングをマゼマゼしつつ食べるタイプ。

豆乳ヨーグルトにカレーをミックスして食べると激ウマです。

サラダにはドレッシングの酸味のために、ほぐしたはっさくの果肉を散らすというのも芸が細かい。

私事だがボクら夫婦は現在、空き家を住居兼店舗としてDIYリノベーションすることに非常に関心がある。

まだまだ予定は未定の段だがその話をしたところ、こちらの奥さんが色々と経験談をして下さった。

この香北町は移住促進に意欲的なんだそう。

地元のNPO法人が運営するサイト「いなかみライフ」では、移住者と空き家のきめ細かなマッチングを行っている。

高知市内で有名なあのジビエ店も、香北町に拠点を移しつつあるとか。

ご夫婦ともに複数の仕事をお持ちで、奥さんにいたってはその数なんと10個。

週に1度だけオープンするカフェ「ロータスグラノーラ」はそのひとつなのだと、すごく楽しそうに話して下さったのが印象に残る。

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