
宇和島呑み散歩、1軒目のほづみ亭を出てブラブラと。
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「のこめたて」ってなんだ?
ググるとどうやら「鋸目立て」で、ノコギリのメンテナンスのこと。
絶滅危惧職業らしい。

怪しげなポスターを掲げた「夜来香(イエライシャン)」というスナックだかラウンジだか。
地方都市の夜の街にはかなりの確率で同名の店ありますよね。
あと「バッカス」という洋酒バーも。

「静かにあけて下さい」の貼り紙。
さて、どう解釈する?
店なのか、家なのか。

看板の類は一切無し。
大好物の「住居以上、店舗未満」の店かも知れないが、ハードコア過ぎて入る勇気はなかった。
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おでんのいい匂いが漏れてきた「ちょっと一杯ゆず」。
食べログをはじめネット情報は皆無である。
ディープな店は次回にまとめてトライしたい。

そうだおでん食おう、ってことで検索即ヒットの「すぎのこ」さんへ。
弊店でもおでん始めたので視察も兼ねて。
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日本酒は写楽を。

おでんは大根、こんにゃく、厚揚げ。
味も盛り付けも文句の付けようはないけれど、個人的な好みで言えば足し算しすぎかと。
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大根にとろろ昆布は合うが、最初から入れちゃうとせっかくの繊細なダシの陰影が蛍光灯で照らしたように均質なものになってしまう。
とろろ昆布はあとのせして、わずかに残したダシを吸わせて酒のアテにちまちまつまむのが良い。

夜の宇和島の街角ではライトアップされた宇和島城がたびたび顔を覗かせ、そのたびに見上げてしまう。
宇和島と言えば同市にアトリエをもつ大竹伸朗による、旧宇和島駅舎のネオンサインを使ったインスタレーションをよく覚えている。
また、街中に市営の闘牛場があったりと、ちょっと他の地方都市とは違うエキゾチシズムがある。
JR宇和島駅は高知と愛媛を結ぶ予土線と、香川と愛媛を結ぶJR予讃線のターミナル駅というのも旅情をかきたてる。