大衆酒場Day&Sea公式ドリンク「野生のゆずサワー」で使う果汁を搾ってきました!

スポンサーリンク

是非とも呑んでいただきたい、という思いを込めて大衆酒場Day&Sea公式ドリンクとなった「野生のゆずサワー(450円)」。

※関連記事

ウチのゆず酢は野生です!2019年初物が出回りはじめました! | ガタリ夜話

-->

その割材となる野生のゆずを自分たちの手で搾るため、お山の上までやってきた。

カミさんがお手伝いに行ってる日曜市の「お山の上のみっちゃんち」。

自宅兼工房があるのは高知市の鏡地区、いの町と土佐町との境界に近い本当にお山の上。

ゆずは事前に収穫してくれていてボクらは搾るだけだったけど、収穫地も見せてもらった。

裏山を登ること5分。

ここが野生のゆずの産地である。

正確には以前は手を入れていたゆず畑だったが何年も前に耕作放棄地となった。

手を入れなくなった途端、ゆずは実をつけなくなったそうだ。

-->

それが3年ほど前から急にまた実をつけ始めたのである。

人間の庇護を離れて一時パワーダウンするも、その後時間をかけてじっくりと生命力を高めていたわけだ。

今も人の手が入ることはないが、秋になれば盛大に実をつけてくれる。

酸味と風味の強い野趣溢れるガツンとくる味は、ワイルドな環境に生きるゆずならではである。

さて、こいつが搾汁マシーン。

流しソーメンの要領でレールにゆずを転がし入れると中でプレスされて、果汁とカスとに分けられる。

果汁には種が混入するのでザルで漉す。

-->

コンテナ20、30杯はぶっ込んだろうか。

これだけのものが自然の力で実るってことに畏怖を感じざるを得ない。

文字通り、山の恵みである。

搾った果汁をみっちゃんが熟練の技で漉し、不純物を取り除いていく。

するとコーンポタージュのようになる。

こうして作った100%ゆず果汁を「ゆず酢」または「ゆの酢」という。

あとはそれを瓶詰めするのみ。

疑似体験ではあるが、何かを生産することには喜怒哀楽の「喜」がある。

「怒哀楽」は受け身でも得られるが、「喜」だけは能動的に動かなければ決して得られない。

-->

作業が終わったらお待ちかね、みっちゃんちの昼メシだ。

実は今回の一番のお目当てはこれ。

昨年末に餅つきの手伝いに行ったときに食べた昼メシが忘れられない。

※関連記事

日曜市の名物店「みっちゃんち」で餅つきのお手伝いしてきました! | ガタリ夜話

本日の献立。

豚ロースブロックとごぼうの炊いたん。

映えなさすぎて逆に映えるというパラドックス。

四方竹、ジャンボ椎茸、高野豆腐、巾着を、さっきのとは別味で炊いたん。

巾着の中身はなんと驚きのポーチドエッグ。

巾着に生玉子を落としてそのまま炊いてしまうエクセレントな一品である。

白菜とジャンボ椎茸の味噌汁に炊きたてご飯。

もうあたしゃ夢中で食いましたよ。

美味いの美味くねえのって、ベラボーに美味いのよ。

米だって過呼吸になるくらいの美味さなので、みっちゃんに尋ねたら普通にスーパーで買ったと言う。

-->

生姜とジャンボ椎茸の佃煮。

ジャンボ椎茸は単に見栄えが悪いというだけで市場に出回らないので、生産者からどっさり譲り受けるんだとか。

で、なぜここのメシはこんなにも軽く人生観が変わるくらい美味いのか。

ひとつはやはり大勢で同じものを食べるというのがあるのかなと思う。

団欒的なものを求めるタイプではないが、やはりそれは大きい。

もうひとつはおそらく水の美味さ。

みっちゃんとこは普通に山の湧水を使っていて、ここより上には5人くらいしか住んでいないため純度が高いのだそう。

今回搾ったゆず酢をがっぽりお裾分けしてもらった。

搾りから瓶詰めまで、自分たちでしたものである。

これから野生のゆずサワーで使わせていただく。

大衆酒場Day&Sea公式ドリンクをよろしくお願いしたい。

搾汁マシーンにかけられない小玉のゆずも大量に貰ってきた。

間も無く冬至。

ゆず風呂に使っていただくべくお客様にお配りします。

店頭にて「小玉ゆず、けーゆーあーるいー、KURE!」と仰って下さゐませ。

なくなり次第終了である。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

Are You Feel Good?