日本人の好きなもの全部あります!よっちょれ、よさこいサウンドシステム!

7月に入ると高知の街はざわめき立つ。

夕暮れ頃から街のあちこちで始まる「よさこい祭り」の舞台稽古のためだ。

近所の公園でもよさこい節が鳴り響き、振り付けインストラクターの檄が飛んでいた。

日ごとにその音量は大きくなり、よさこい本番にむけてジリジリとアガっていくボルテージを肌で感じていた。

高知県民1年生のボクはよさこい初体験。

よさこいのなんたるかも知らず、とりあえず街へ繰り出した。

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唸るベース!トースティングするDeeJay!

な、な、なんじゃ〜こりゃ!

高圧ガス?ハイプレッシャー?プレッシャーサウンズ???

トラックの荷台に積み上げたスピーカーはさながらレゲエのサウンドシステムのよう。

よさこい節は今風ダンスミュージックに!

爆音で流れる祭りのアンセム「よさこい節」はEDMやジャングル風のダンスミュージックにアレンジされ、よさこい節とは無関係のオリジナルなメロディもガッツリ盛り込まれる。

ブンブンと唸るベースがフッと抜けるとキラキラブレイクが入ったりしてドラマチックに展開するのだ。

レゲエのサウンドシステムとの類似性

この異形のデコトラ、「地方車(じかたしゃ)」と呼ばれている。

地方車の上に組まれたやぐらには人が乗ってて、音楽に合いの手を入れたり、芝居掛かったセリフまわしで観客をアジる。

よさこい節のアレンジは地方車ごとに趣向を凝らしており、中にはボーカルを抜いたカラオケバージョンを流し、やぐらの上で生歌を披露する地方車まである。

もうそれってレゲエのサウンドシステムにおけるDeeJayとダブプレートの関係ですよね。

超多機能なデコトラ、それが「地方車」だ!

地方車でもうひとつ気になるのが、何本も飛び出した排気筒のようなもの。

地方車のイカつさアップにもひと役買っているけれど、実はこれライトである。

よさこい踊りではチームを先導するのが地方車である。で、その後ろを踊り子たちが鈴なりになって踊る。

つまり踊り子たちを華やかに見せる照明なのである。

夜になるとこんな感じ。直視できないくらい眩しい。

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祭りの主役、よさこい踊りの生命力に圧倒される

この日はじっとしていても背中を汗が流れるほどの猛暑日。

そんな中、持てる生命力を惜しみなく踊りに注ぐ踊り子たち。

体を振り回し、跳躍する。

アゴから汗を滴らせ、恍惚としたよさこいスマイルで両手を広げて鳴子を鳴らす。

何十人いる踊り子の決めポーズがピシャリと合う。

汗ですべった鳴子が宙を舞う。

サウンドシステムからは爆音のダンスミュージック、やぐらの上からはDeeJayのトースティング。

正直よさこいナメてた。なんだこれ、すげーパワーだっ!

ザワッと鳥肌の立つ一瞬が何度も何度も訪れる。

その都度アドレナリンやらエンドルフィンやらが分泌され観客はよさこいに酔うのだ。

チームのしんがりを努めるフラフ持ちの魅力

踊り子たちが通り過ぎたあと現れるのが、チームの最後尾を守る旗持ち。

このバカでかい旗は「フラフ」と言って、高知では五月の節句の時に鯉のぼりと一緒に掲げる風習がある。

この旗持ちがカッコいい。

チームの最後尾で観客の視線を一手に集め、鷹揚にフラフを振り回す。

こんなアーケード内でも空間をフルに使って、隅々までフラフを行き渡らせる。

観客の頭すれすれを舐めるようになびかせたりするイタズラ心にも憧れる。

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よさこいのブレイクスポット、とっておきの避暑地教えます

当初は2時間ほど見物したらいったん帰って、夕方からまた夜の部を見に行こうという算段だったのだが、あまりの楽しさにぶっ通しの参戦となった。

とにかく暑かったので、冷房の効いたところで一息つきたい、ビール呑みたい。

だけど街中はどこ行ってもよさこいの演舞場で人が溢れてる。

ひろめ市場の混雑は言わずもがな。

そんな時にはここ、丸吉食堂。

人混みも避けられるし、キンキンにクーラーの効いた店内で、のんびりおでんなぞつつきながらビールが呑めますぞ。

※関連記事:高知帯屋町のエアポケット!丸吉食堂

噂に違わぬチーム「とらっくよさこい」のパフォーマンス

ひいきのチームはないけれど、「とらっくよさこい」だけは名前を聞いたことがあった。

人気実力派チームだけあって踊りのクオリティは頭抜けて高い。

立ち位置がパーフェクトに等間隔だし、動きも見事に一致してる。

なにげに撮ってもこの写真映えです。

AKB48との類似性

ふと、数年前の悪癖を思い出す。

泥酔するたびにYouTubeでAKB48のヒット曲「ヘビーローテーション」を見て泣く癖があったのだ。

あの振り付けと楽曲の破壊力、大人数でのパフォーマンスにグッときたのである。

よさこいとAKB48、その魅力は相通じるものがある。

一世風靡セピアならさらにしっくりだ。

よさこいを構成する要素は他にも、コスプレカルチャー、宝塚歌劇、欽ちゃん仮装大賞、ヤンキーカルチャー、戦国武将萌え、集団パフォーマンス、和物ダンスミックスなど、日本人が好きなもので溢れてる。

ジャパニーズエクストリームの交錯点

そしてなにより、これだけ熱中症注意が叫ばれる中、果敢にも炎天下で踊りに全身全霊を傾ける踊り子たちの一生懸命を通りこしたエクストリームさ。

カブけるだけカブく、デコれるだけデコる、あらゆるジャパニーズエクストリームが交錯する、それがよさこいである。

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夜の部は追手筋競演場の観覧席へ

夜の部は追手筋競演場にある観覧席のチケットをとった。

夜の部が始まるまでひろめ市場でブレイク。

めちゃ混んでたけど、なじみの店のあんちゃんがむりくり席を確保してくれた。いつもありがとうね。

この時点で相当呑んでるはずだけど、座って見れるってことでサッポロ黒ラベルの500ml缶を2本補充。

これが致命傷だったな。翌朝の地獄はまだ知る由もない。

祭りの佳境はなんといっても夜。

ただよさこいは昼も面白いので体力勝負というか、ペース配分が重要である。

久しぶりにめちゃくちゃに遊んだなあ。

ラストは建匠さん登場!

帰るみちみち、菜園場競演場にも寄ってみた。

高知県民にはおなじみ「建匠」の社長さんが踊っておられました。

激しくスパークした後、果てておられました。

そうそう、今年のよさこい、浜崎あゆみもお忍びで来てたみたいですね。ご本人のインスタに写真がアップされてるそうです。

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