シリーズ「知らん道をゆく」第13回!津野〜窪川〜志和!

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※ルート詳細はナビタイムへ

高知市から窪川(四万十町)まで一泊のチャリ行である。

片道100kmほど。

旅の道連れはつけSOBA GOKU-TUBUSHI寺本氏。

今回の「知らん道」は徹底的に大道を避けたガチに高知人でも知らんであろうローカル道で、個人的にはメチャオモロなルートなんである。

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宿のチェックインは15時から、で、16時まで到着の時間厳守という謎のしばり。

その1時間枠にチャリでナイスオンしなければならない。

初日の行程約100km、出発は朝7時。

40km地点である須崎に10時に着いてればまあなんとかなザックリプランでGO。

とまれ天気とコンディションはすこぶる良好だ。

高知市街から春野を抜けて太平洋へ、そして浦ノ内湾の北岸を須崎へ向けてひたすら西走。

今回はまとまったメシを食わず、コンビニなどで少しずつ補給するスタイル。

これけっこう良くて、体が軽快である。

須崎の道の駅でしばしクールダウンする。

10時ドンピシャの予定通り。

多田水産でカツオタタキをおやつ代わりにってザ☆高知サイクリングである。

須崎から新庄川沿いに国道197号を北上する。

真夏の青と緑のコントラストに目が切れそうである。

これ、午前ほどシャープで午後になると少しぼやける。

ほどなく県道317号を左折する。

幅員も狭いので地元民でもない限り、普通に生活してたらまず通ることのないローカル道だ。

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おや、なにやら珍奇なものが見えてきた。

巨大建造物萌え。

何の施設かわからんが山を貫いて谷を渡してある。

もちろん人が通るのではなく、何かを運ぶためのもののよう。

調べたら「日鉄鉱業鳥形山鉱業所」という施設らしい。

鳥形山といえばここから直線距離で16km離れた石灰石の大規模採石場である。

橋梁はまっすぐ鳥形山の方を向いており、この行く先でも山を貫いて続いているのが見えたので、おそらく鳥形山で採掘した石灰を運ぶための施設なのだろう。

貝ノ川床鍋の集落を過ぎると勾配が急になった。

ギヤを限界ちかくまで軽くしないとペダルを踏みこめない。

3kmの坂で標高を300m上げたから平均勾配は10%。

上りきった峠が、県道317号の津野と中土佐の町境だった。

大野見の集落まで一気に下る。

ヴィレッジヴァンガードみたいな奇天烈なスーパー、みどりやでブレイク。

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16時すべりこみで宿にチェックイン。

窪川の夜については別記事で。

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初日が山なら、2日目復路は海のコース。

まずは太平洋に面した陸の孤島、志和集落を目指す。

志和から県道25号を北上し、矢井賀、上ノ加江を経て久礼まで。

この道も通ったことある人はそう多くないはず。

久礼八幡宮前の高知屋でところてん食ってチルする。

スッと体の熱が引いてとても美味い。

一杯200円。

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久礼から安和までは、国道の山越えを避けて県道320号で海岸線沿いに安和まで出るつもりだったがこの道路、崖崩れの名所なんである。

岬や鼻を回りこむ旧道はことごとく通行止め。

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ほとんどの場合はトンネルの新道があるのでリカバーできるのだが、3kmほど進んだところで完全に進めなくなった。

久礼まで戻って往復6kmのロス。

チャリでこれは痛い。

やむなく国道56号で安和へ。

安和から須崎までは、国道を縫うように走る旧道を行く。

高知の下灘と言われるJR安和駅を見下ろすフォトスポット。

本家下灘駅ほどのパノラマ感はないけれど、海までの近さなら負けてない。

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国道よりやや高みを通るからこの絶景。

やや荒れてはいるけどチャリの通行に支障はない。

それよりストレスのないほうがいい。

須崎から先は往路と同じルートを折り返した。

2日連続で100kmチャリこぐと、スタミナは回復しても骨身に溜まったダメージはひと晩寝たくらいでは回復しない。

体の各部位は悲鳴を上げ精神的にもけっこう追い込まれるが、風呂入ってビール呑んだら辛かった思いは消えて楽しいだけが残るから不思議である。

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