シリーズ「知らん道をゆく」第3回!夜須〜末清細川隧道〜大栃!

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山越えコミコミで97km、我ながらよく頑張った。

というか寒かった。

この季節のチャリダーは登りで汗だく、下りの寒風に阿鼻叫喚である。

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寒さ対策は万全。

上はTシャツ、ヒートテック極暖×2、フリースの長袖×2、ネックウォーマーにもなるベスト、それに上着、下は暖パンの下にヒートテックパッチ。

少し走ればすぐにヒートアップして暑いくらい。

寒がりなのでこれくらいでちょうど良い。

裏道を縫って走ればいい店とも出会う。

「酒と食事出逢い」。

モーニング営業もしてるみたい。

とりあえずモーニングで免疫つくって夜だな。

ヤシィパーク入口の交差点を北上して山へ向かう。

本格的な山道に入るまでは長くユルい上り坂だ。

ペダルは淡々と軽快に。

香南市から香美市にまたがる山間部は知らん道だらけ。

ボクにとっては遊びの資源がみっちり詰まってる。

分岐はどちらへ進むのも心躍るが、今回は左へ。

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次第にすれ違うクルマもいなくなり、、、

軽トラがようやく1台通れる山道をエッチラオッチラ登っていると、、、

唐突にトンネルに出くわした。

トンネルってアスファルト道とセットみたいな先入観があるから、踏み跡然としたこんな細道にぽっかり口をあけてる違和感がヤバい。

しかも素掘りだし灯りないし。

とりあえずチャリライトで一気に駆け抜けた。

振り向いたら誰かが追いかけてきていそうで怖い。

「末清細川隧道(スエキヨホソカワズイドウ)」という。

香我美町末清と夜須町細川を結ぶ。

素掘り丸出しだった細川側にくらべ、末清側はしっかりとコンクリで補強されトンネル名をあしらった立派なプレートまで付いてた。

地形図を見ると峠までさほど標高のない場所にトンネルを掘ったのがよくわかる。

トンネル掘るより、峠越えの道をつけるほうが現実的な気がするのだが。

ネット情報によればトンネルの開通は昭和12年。

わずかばかりの時短でもメリットを享受できるほどの経済交流が両地区の間であったのだろうか。

とても興味深い。

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かつて末清地区にあった千舞温泉跡を訪ねてみた。

宿泊もできる温泉施設だったらしい。

建物はさほど古びておらず、すぐにでも再開可能なレベル。

これもネット情報になるが、2000年代初頭までは営業してたみたい。

こうした空箱をうまく使えればなあと思いを巡らしつつ何も思いつかない。

廃屋と耕作放棄地の目立つ限界集落だが、白壁の蔵が目につく。

栄えた時代があったことを物語る。

収蔵品がきちんと整理、処分されているとは考えにくく、多くはそのまま放置されていることだろう。

通じる小道までもが森に埋れてしまった蔵など、封印を解いてみたい衝動にかられる。

高知の山で結構な頻度で見られるこの横穴。

おそらく農作物などを貯蔵しておく保冷庫だったと思われるが、たいていは板でフタをする程度のところ立派な扉が付けてあり、やはり集落の経済的余裕を感じさせる。

逢瀬の場に使われたりもしたのだろうなとか想像したり。

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分岐を右へ。

本日最後の峠を越える。

あとは舞川に沿ってクネクネと下るのみ。

スマホはずっと圏外。

Googleマップのオフライン機能だけが頼りだが、読み込みに時間かかって焦る。

長時間の下りで指先と爪先は痺れ、内臓がズンと冷えてきた。

熱いうどん食べたい。

物部町の大栃付近で195号線に出た。

沿道の景色が移ろう様は映画を観るようであり、向精神的でもある。

ゆっくりと長い距離を行くことをロングスローディスタンスという。

LSDと略される。

偶然の一致ではあるが、向精神的なのもむべなるかな。

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