シリーズ「知らん道をゆく」第30回!宿毛〜宇和島〜四万十市!

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知らん道を行き、知らん街で呑む、泊りがけのチャリ旅「フール・ド・トランス」。

いくつになってもチャリで遠くを目指すのは楽しい。

今回はクルマで宿毛まで行ってそこからスタート。

初日は宇和島まで、2日目は宇和島から四万十市、最終日にまた宿毛へ戻るルート。

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はじまりはいつも雨

朝から天気が芳しくなく、降ったりやんだり。

なのであんまり写真ない。なんとか昼前には上がってくれた。

愛南町の市場食堂で昼メシ。

カツオ漬け丼とハマチ刺身のセット。魚はもちろん麦味噌のみそ汁まで全部が美味い。

愛南町を北上するルートは国道一択である。

つまらんが仕方ない。海のキレイさに救われる。

エキゾチック宇和島

本州の人間にとって愛媛県は、四国の左上に位置し、東西に広がる県といういうイメージが強い。

が、実際は松山以南もずっと愛媛県は続いており、むしろ南北のほうが面積は大きい。

松山から100kmも南下した愛媛の空白地帯に宇和島サイズの街があることに驚嘆するのだ。

宇和島はエキゾチックである。

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海辺の生活

国道をそれて旧道に入る。

産めや増やせやの人口増時代、平地の少ないこの集落では手狭になった居住空間を海上へと拡げていった。

まあそれはボクの勝手な妄想だが、人間の営みを強烈に感じる風景は本当に美しい。

やはり伊根の舟屋のように海上から一望するのがいいのだろう。

宇和海はリアス式に深く切れ込んだ入江が特徴である。

いずれ向かいの岬へ回り込んで入江越しに眺めてみたい。

ちなみにここは宇和島市津島町の柿之浦という名前の集落だ。

愚か者ゆえに

国道を行くのが最短なのはわかるが、それをやってしまったら賢人である。

愚か者のボクらは遠回りをして国道を避ける。

ボクはバカだから君がバカに見える、というやつだ。

愚か者ゆえに見られる絶景もある。

初日終了

さて、宇和島に到着。

風呂入って洗濯を済ませたら街へくり出そう。

権兵衛という呑み屋が最高だった。

※関連記事

ネイティブオンリーの宇和島の名店!ヘルシー串焼き・釜めし「権兵衛」! | ガタリ夜話

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50歳の夏

2日目、朝メシはホテルのバイキング。

普段少食のクセにチャリ旅の朝メシはめっちゃ食う。これから始まるハードな1日へ本能的に対峙しているのかも。

人生1度きり、50歳の夏も1度きり、知らんけど。

黒尊林道へ

宇和島から四万十市まで通じる「市道口屋内宇和島線」、通称「黒尊林道」。

ここがその入り口。

宇和海の眺望

最大標高は1000m近くあるが、道の付き方がマイルドで勾配は緩く、路面状態もいいのでさほどキツさは感じない。

時おり開ける宇和海の眺望に感嘆すること請け合い。

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四万十川に合流

黒尊川に沿った長〜い下りを降って四万十川との合流点、口屋内くちやないに出た。

あとは四万十川を市街地まで下るのみ。

勝間沈下橋から高瀬沈下橋までの区間、国道をそれて四万十川の右岸を行く。

高みから望む勝間沈下橋。これも国道を走っていたら見られない景色。

最終日

さて、最終日の朝メシは市場内の食堂で。

メシは右の扉、喫茶は左の扉から入る。それぞれ別のスペースになっているのだ。

ショーケースから好きなオカズを取って、メシとみそ汁とおしんこがセットになってこれで700円。ボクはご飯をおかわりしたからプラス100円。

お店のご夫婦がめっちゃ優しい。

たぎる!

さすがに3日目、起き抜けの体は重かったが、メシ食って快便快哉キメ込んだら霧が晴れるようにたぎってきた。

とまれ齢50になってもこれだけ動けるつーのはありがたいこと。

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三原村まで登坂

四万十市からゴールの宿毛市まではまたも国道一択。

もちろん御免被りたいボクらは、三原村への登坂を挟んで遠回り。

上りの県道344号はズルムケのマジで廃道5秒前な道だった。

日陰ばかりで終始湿っぽく、苔むしていて虫も多い。おもんない道100選に選出。

天下茶屋、極上の昼メシ

高知の至宝、天下茶屋で昼メシ。

蒸した野菜と肉を鉄板でチリチリいわせつつ、パンチの効いたタレにつけて食う。

意外にもこの料理に名前はない。注文時に牛か豚、メシの大中小を聞かれるだけだ。

あえて言うなら店の屋号が料理名か。汗かいた後の天下茶屋は信じられない美味さだからいっぺんどーぞ。

ホッピー父

今回スタート/ゴール地点とした宿毛で、3日間クルマを停めさせてくれたのがホッピーさんの親父さん。

不躾なお願いを快く引き受けてくれ、初対面のボクらに最大限の気遣いをして下さったことに御礼申し上げたい。

帰りにはお土産に三原村のどぶろくまで持たせてくれた。

ホッピー盟友

旅の途中にはホッピーさんの盟友岡部さんが連絡を下さり、高知に帰る前に宿毛まちのえき「林邸」でお茶をご一緒した。

お土産にすくも酒造の芋焼酎「八色」を頂き感謝することしきりである。

ホッピー掌

宿毛を西へ走り出し、東から舞い戻った今回の旅。

随分遠くまで走ったつもりだったけど、ホッピーさんの手のひらの上をグルグルしていただけのようでもある。

そして旅の道連れは今回もつけSOBAゴクツブシ

ではまたお目にかかりましょう。

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