シリーズ「知らん道をゆく」第18回!浦ノ内湾〜須崎市野見〜中ノ島大橋!

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※往復で同じルートなので片道だけ記載してます。クリックで詳細表示。

お題目通り、純粋に知らん景色を見てみたいというのがボクのチャリ遊びである。

スポーツとしてのチャリというより、どちらかといえば散歩に近い。

何がおもろいん?という向きもあろうが、これがすこぶるエキサイティングなのだ。

今日は須崎市の最南端、中ノ島までの逍遥しょうようにどうぞお付き合いください。

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浦ノ内湾を西走して須崎市へ。

向かい風が強くスピードがのらん。のんびりいこう。

須崎市街へ入る手前のこの分岐を野見、大谷方面へ左折。

ここからが知らん道。

すぐにトンネルに入る。

1997年開通の「法印山ほういんざんトンネル」。

野見、大谷へのショートカット新道である。

となるとそれ以前の旧道がどこなのか気になる。

Googleマップでも国土地理院の地形図でも、法印山を越える峠道は描かれてないから、元々この場所に道はなかったらしい。

須崎湾に沿った県道284号が唯一のアクセス道だったようだ。

何やらきな臭い看板たち。

この先で柵も門もないただの空き地に、真新しい墓石を並べた場所があったけどあれだろうか。

地主と遺族が合意しているのなら、無許可がバレて怒られるのは彼らなので、外野が何を言うこともないはず。

看板を建てたのは己の利益を害された霊園業者か、あるいは寺の住職か。

野見半島の尾根道を行く。

ぎすぎすした狭隘路かと思いきや、意外にも1.5車線くらいあるゆったりした道。

路面も悪くない。

もひとつ言うならアップダウンが緩くてチャリめっちゃ楽。

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非常に風光明媚である。

野見湾はカンパチの養殖が盛んで、最近では「須崎勘八」のブランドで売り出している。

野見湾を望む高台に「海の見えるオフタイム」というカフェがあった。

ランチは予約制とのこと。

右も左も海を見下ろす、馬の背のような細尾根。

大谷の集落を過ぎると、、、

今日の目的地、中ノ島大橋が姿を見せる。

渡った先が中ノ島。

中ノ島には漁港があり、広々としている。

自販機やトイレもあるので、弁当持参してクルマで訪れるのもありだ。

駐車場を囲ってはいないが、行儀良く端っこに停めれば問題なかろう。

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中ノ島のすぐ隣に戸島へしまという島がある。

かつては定期船も出ていたが今はなく、もちろん橋も架かっていない。

ここに「戸島千軒、野見千軒」という古い言葉が残っている。

「千軒」というのはかつての繁栄を示す言葉で、時代はわからないが野見湾沿岸に栄えた時期のあったことを意味する。

中ノ島から見た中ノ島大橋全景。

橋の向こうは外洋である。

大橋の東詰から外洋を望む。

はるか沖合にヘンなものが見える。

拡大してみる。

灯台のように見えるけど、あんな沖合に灯台などあるものだろうか。

それとも何かの作業船なのか。

高知海上保安部交通課HPより

実はこれ、一子碆灯標いしばえとうひょうといって、やはり灯台の一種である。

この辺り水深が浅くなっていて、座礁事故の多いエリアなんだそうだ。

これはその警告灯というわけ。

帰りし、ヤマザキショップ須崎南店で補給。

チャリ行では低血糖になると動けなくなるので、バテる前の補給が必須である。

おにぎり1個とミンチカツバーガー、わりとしっかり食っちゃった。

このヤマザキショップ、店主の趣味なのかなんなのか、マガジンラックがモトクロス雑誌で埋まってる。

ヤマザキショップのフランチャイズ形態はかなり自由らしく、DJブースを設置した店舗もあると聞く。

次はヤマザキショップを巡ってみようか。

チャリの速度は映画の速度に似ている。

そのユルい速度で散歩していると好奇心は無限に枝分かれしていくのだ。

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