「ライダーズイン」とはいわゆるライダーハウスのこと。
バイク乗りに特化した格安宿泊施設である。
高知県では特に、自治体が建設した公設のライダーハウスを「ライダーズイン」の名称で統一している。
県下には5つのライダーズインがあり、ここはそのひとつ。
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なかでもライダーズイン中土佐は敷地をキャンプ利用にも開放してる。
このカマボコ型の個室ならば愛車はドーム内に納められるし冷暖房完備、雨風しのいで3000円台とお代も格安。
けれども抑えるところは抑えたい旅者にとって、テント泊という選択肢があるのは魅力だ。
テント1張り1080円、小型のソロテントなら540円とさらに格安である。
基本的にはバイカーおよびチャリダー向けの施設だが、閑散期ならばクルマのキャンパーも受け入れてくれるのではなかろうか。
なにしろここはロケーションがいい。
この先に海なんてあるのかという山道を進み、最後は田んぼのあぜ道をさらに山へ分け入ったところにパーッとプライベートビーチが広がる。
人里離れた隔世感がハンパないのである。
ともあれ、フィールド状況を確認すべく芝生パトロールしてきた。
残念ながら管理人の方が外出中で、話を聞くことはできなかった。
が、キャンプ地はこの海に面したスペースで間違いないだろう。
駐車場用の砂利が敷いてあるので、薄いエアマットだと寝る時少々痛いかも知れない。
スーパーのある久礼の街まではクルマで15分ほどかかるので、食材や酒類など買い忘れのないようにしたい。
久礼といえば、鮮魚をその場で刺身にしてもらって食べられる「久礼大正町市場」や、2017年にオープンした「道の駅なかとさ」がある。
太平洋ビューの露店風呂のある「黒潮本陣」もあるし、旅の拠点にするのもいい。
注意がひとつ、この「黒潮本陣」以前ボクが訪れた2016年夏現在、施設内にビールの自販機がなかった。
風呂上がりのビールを所望する向きは事前に準備されたし。