しばらくぶりの作文である。リハビリのつもりでつらつらと書く。
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昨年は課外活動が多く、落ち着いた時間があまり取れなかった。
それはそれでありがたいことであり、活動の機会を与えて下さった方々には感謝したい。
同じ理由から運動不足でもある。
9月末に四国中央市へ行ったのを最後にチャリに乗れていない。ウォーキングも筋トレもさぼったままだ。
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ボディの肥大は当然の結果と言える。
ボクにとって2023年は齢50の節目であるから、体のメンテナンスを知る1年にしたいと思っている。
手始めに思い立ったらすぐにできるウォーキングから。
ウォーキングというといかにもな感じだから、ボクはウォーク禅って呼んでる。
安芸広域公園川のゾーンから田野町まで。ゴールのたのたの温泉で汗を流す算段。
地図には反映していないけど、伊尾木あたりから大山岬までの区間は海沿いの防波堤を歩いている。限界まで国道を避けてローカル道をいきたい。
文章に起こすつもりもなく漫然と歩いていたので写真をあまり撮っていなかったが、なかなかに面白いルートだった。
安芸広域公園川のゾーンから真っ直ぐ国道に向かう道を脇道にそれるとこのような光景に出くわす。
この先を左折すると妙にスースーする細道に出た。
木の枝に覆われた道端を覗き込めばそこに地面はなく、真下に伊尾木洞が見えた。
四国開拓日誌より引用
ボクはこの真上を歩いていた。細道にはガードレールがないから、知らずに踏み外せば落下は避けられない危険道。
木の枝が邪魔していて写真じゃ伝わるまいと思い撮っていなかった。
使える使えないにかかわらず、写真は撮るクセを付けないといかんね。
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さて、Googleマップによるとこの先は行き止まりだから国道まで下らねばならない。
が、正規のルートは見当たらない。ボクは赤枠のこの点線道に賭けた。廃道になってなければ良いのだが。
おー!ナイス道!
高知の山間部で時折見られる、高低差をショートカットする階段歩道だ。カッコええなあ。
離合のため一部で片側2車(人?)線になってるのもいい。
桟道だから足元はスカスカだし、たわむので高所恐怖症の方は注意。
国道55号に出るとすぐ、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の踏切を越えて海沿いの防波堤道へ。
写真を撮っていなかったので、夏に歩いたときのものを。
珈琲館岩屋遺跡もだいぶ破れてきたな。
木の部分は風化が進み、土台の鉄骨は何本かが曲がってしまって倒壊寸前である。
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クルマで走り抜けるだけだとなかなか気付かないが安田川を越えてすぐ、真新しい急坂の道があるのをご存知か。
これをグッググッグと登ってみる。
(株)細木建築研究所より引用
坂の途中にまるでホテルのような瀟酒な建物があった。
「桜坂団地」といいなんと町営住宅である。
海を見下ろす高台にあり、日の出日の入りはさぞかし美しかろう。
こんな場所で本を読み、音楽を聴き、酒を呑んで暮らせるならどんなにか幸せなことだろう。
坂を登りきるとのっぺりとしたテーブルマウンテンのような場所に出た。
田畑と牧場と住宅がまばらにあるだけの不思議な場所。
浅学にして知らなかったが大野台地という。
地形図で見ると碁盤の目のエリアには等高線がない。台地、つまり高台になってる平らな広い土地なのがよくわかる。
標高は76mというから最強にして天然の津波タワーといって過言でない。
最寄駅は土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の安田駅。
高知駅まで30分の快速特急があれば、ここは新興住宅地として開発され、驚くべき倍率による抽選がなされ、高知で働く人々のベッドタウンとなり、付近にはスーパー、コンビニ、居酒屋、カラオケ、ディスコテークなどが軒並み開業しただろう。
高知新聞プラスより引用
こうして見ると選ばれし民だけが乗ることを許されたノアの方舟のよう。
ボクはここが超巨大な歓楽街になれば面白いと思う。それこそ砂漠に佇むラスベガスに匹敵するほどの。
カジノ、温泉、ビアホール、サーカス、風俗、遊覧飛行、射的、カラオケ、ディスコテーク、グルメ、シアター、ホームセンター。
人間が思いつく娯楽の限りを尽くしたテーマパークである。
そういうクレージーな所業をなしてこそ、人類は次のフェーズにいけると考えると面白くないかい。