シリーズ「知らん道をゆく」第16回!夜須〜香我美町山川〜ジグザグ街道!

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※ルート詳細は地図をクリック

香南市に気になる場所がある。

下の地図をご覧いただきたい。

赤枠の地域だけ道がやたらと複雑に分岐しているのがわかる。

さらに震える手で描いたみたいに道がカクカクしているし、飲食店が集中しているのも気になる。

便宜的にここを「ジグザグ街道」と名付ける。

今日はジグザグ街道を探訪する。

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目を射る濃ゆい青。上質の秋晴れである。

朝は羽織りものが欲しい季節になってきた。

ヤシィパーク内にある産直市の弁当で朝メシ。

産直市の弁当ってたいがい美味いよね。

玉子焼きも甘くてジューシー。

月見山の西、県道221号を北上する。

自衛隊の高知駐屯地があったり、、、

香南工業団地があったりで、大きなクルマが通れるよう広くてキレイな道である。

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が、香南工業団地を過ぎると一転ローカル道となり、最後の民家を過ぎると廃道寸前の有様となる。

畑や林業をやってる様子もないので通るクルマもないのだろう。

県道221号はひとつ峠を越えると香我美町山川、末延、末清といった地区に出るが、現在頻繁に行き来する人がいるとも思えない。

そういえば1本東の県道222号も夜須側と香我美町山川、末延、末清地区側を繋いでおり同じく実質の廃道である。

県道222号にいたってはトンネルまで掘って時間短縮に努めているのだ。

地区間の経済的交流、文化的交流が過去にあったはずで非常に興味深い。

※関連記事

シリーズ「知らん道をゆく」第3回!夜須〜末清細川隧道〜大栃! | ガタリ夜話

県道221号は陰気でイヤ〜な感じのする道だ。

おそらく山中に2、3人は眠っているのではないか。

気味が悪くて写真には撮れなかったが不自然な切通しがあった。

国土地理院の地形図にもその先に道はない。何のためにあるのか。

香我美町山川に下ってきた。

開けた谷筋に沿う集落で、陽当たりもよく気持ちのいい場所である。

なかなか風情のあるミニ沈下橋。

県道30号は「塩の道」と呼ばれる。

日本各地にある「塩の道」に同じく、沿岸部から山間部へ塩を運んだ道である。

さて、いよいよジグザグ街道である。

入り口はいくつもあるが、今回は「菓子工房なっちゃる」さんの麓から上って、一番標高の高いラインを辿り、「わび助」さんあたりから下ろうと思う。

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あーなるほど、そういうことか。

ジグザク街道の謎が一瞬で解けた。

ここは香我美町山北。

高知のブランドみかん、「山北みかん」の山北である。

南向きの斜面は絶好のみかん畑だ。

ジグザグ街道はみかん畑の作業道だった。

正式には「山北樹園地農道」という。

かなり狭かった旧来の作業道をクルマが行き来できるよう整備したものらしい。

遠くに海も見えて、みかんにとってさぞかし居心地のいい場所なんだろう。

ミニ沈下橋に続いて今度はミニダム。

「鎌井谷ダム」という。

山頂あたりに見える道は龍河洞スカイライン。

ダム湖も小っちゃい。

せっかくだから「わび助」さんでそばでも手繰って帰るか。

スマホを見たらざるが1250円、缶ビール350円との情報が。

手持ちが足りずスルー。ぴえん。

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