香美市にある廃村、堂平を目指す。
かなり山奥なうえ、弓木隧道というトンネルを抜けるので単独行ではリスクがある。
ちゅことで今回は2人で。連れはゴクツブシ寺本氏。
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スレッドにします。
『物部の山奥にある小さな集落』40年ほど前の航空写真では、数軒の家屋と耕作地が見える。そして現在の航空写真。集落まで車道が延びているが、既に住む人はいないという。山奥にある小さな集落には何が残されているのか。集落の今を記録するために、『堂平集落』へと向かった。 pic.twitter.com/pHhMM9Z589— R774@まとめ屋 (@kendou774) October 17, 2020
堂平を知ったのはTwitterの「R774@まとめ屋」さんという方の投稿だった。
集落の歴史云々にも興味はあるが、「知らん道をゆく」的には夜須から物部まで、堂平を経由して抜けられるかという点にフォーカスしたい。
Googleマップに道はない。国土地理院の地形図に貧弱ながら舗装路が繋がっていると思われる表記がある。そこに賭ける。
香南市夜須から県道51号を北上する。
夜須川に沿った緩やかな登坂。
にしても去年(2022年)は毛虫のアタリ年だった。軽いトラウマになってる。
今年はどうだろうか。そういった予報も発表してもらいたいものである。
ちょうどこの日は高知の開花予想日。
虫が跋扈し始める前に堂平にアタックできたのはよかった。
正午にちと早いが、陽当たり良好の気色いい場所があったので昼メシ休憩とした。
夜須の道の駅で買ってきたおむすびセットがほどよい。
おむすびの残量を意識しつつ、たくあんなり玉子焼きなりをバランス良くかじるという行為が心地よい。
シンメトリーの中心に向かって進むボクと、同じ速度で逃げていく中心。
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弓木隧道への分岐となるポイント、大蛇藤に到達。
ここ、道が複雑に分岐して方向感覚を失うのでご注意を。
通行止めのサインはたいていクルマ向けのもので、チャリは往々にして通れる場合が多い。
この程度のズルムケ道など高知では日常茶飯である。
おっと、その先の弓木隧道が想像を超えてた。
トンネル上部がごっそり崩れて入り口を塞いでいる。
覗くと向こうの出口が見えてる。
隙間からチャリをねじこめばトンネルを抜けることも可能だろうが、それは無頼というもの。
自己責任の遊戯だから身の程を知っておかねばならぬ。
にしてもすごい光景じゃない?笑うしかないよね?
都会ってのは平野だからリアルに感じられんかも知らんが、山間部は常にこうした理不尽と対峙しているのだ。
いいもの見たな。
勤行のあとは精進落とし。土佐山田の名店「とんちゃん」で肉三昧としゃれ込む。
ハツ刺しで昇天っ。生肉礼賛っ。
てことでまた。