シリーズ「知らん道をゆく」第12回!鏡吉原〜国道439号〜NIGHT RIDE!

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※詳細はナビタイムで♡

久しぶりにガッツリ走った、90km。

今回はちょっとしたイタズラ企画である。

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高知の歓楽中枢、柳町にあるBar&Kitchenシン

その店主シンガイさん率いるチャリチームが「NIGHT RIDE」である。

これ、NIGHT RIDEのオリジナルジャージ。

ボクも1着持ってる。

このタイプのサイクルジャージって初めて着たけど、めっちゃ着心地いいんすね。

汗かいても生地は常にサラついてるし、背面のポケットが何気に便利。

なによりデザインが秀逸。

で、NIGHT RIDEが揃いのジャージで集団走行するらしいコースを事前に入手した。

ここでイタズラを仕掛ける。

彼らのスタート時間よりも先だって、同じコースを走るんである。

もちろん同じジャージを着込んで、

どこかで追い抜かれるだろうから、前方に同じジャージを着たヤツが走っていれば「誰や?」となること請け合いである。

そういうイタズラというか遊びなわけで、いかにもネクラの考えそうなことだ。

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ひとり山道をちんたら上っていたら、後ろから来たクルマの窓がウィーンと開いた。

「同じ服着た人、まだ前にいるの?」

どうやら数km手前でNIGHT RIDEの軍団を見たらしい。

これより前には誰もいないことを告げると、ボクがブッチギリのトップであることに驚いた様子で、「この先の茶畑のところで眺望があるよ。運が良ければ海が見える。」と教えてくれた。

いの町側、酷道439号へと下る。

酷道439といってもこの辺りは整備されて片側1車線、西へ向って緩やかに下る快走路である。

まだ追いつかれない。

見て、石垣でリフトアップされた田んぼ。

かっこE。

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小水をもよおしたので、脇道の茂みで用を足す。

ズボンをたくし上げてコースに戻ったところ、NIGHT RIDE軍団の最後尾の人が「お、同じジャージじゃん」的な笑みを残してシャーッと追い抜いていった。

オーマイガットトゥギャザー!ションベンしてる間にか?

「ションベンライダー」って映画あったよな?クソー!

が、なんとかすぐ先の「道の駅633美の里」で休憩中のNIGHT RIDE軍団に合流できた。

イタズラの意図を伝えるも後の祭り、全部尿意が悪いんや。

とまれ、一応のミッションを達成し満足げにおにぎりを頬張る筆者。

さて、NIGHT RIDE軍団とはここでお別れ。

なにしろ彼らは時速40kmオーバーで仁淀川沿いを下り切るのだ。

映画でいうなら「ストレイトストーリー」と「トロン:レガシー」くらいの落差があるわけで、到底追随できるものではない。

時速10〜15km程度で走るボクにとって仁淀川沿いの194号線は超ストレスだった。

歩道はあったり消えたり、あっても苔むした廃道だったり。

スピードを緩めず脇をかすめてゆくクルマに向けて何度も中指を立てた。

さっきおにぎり食ったばっかだけど、自棄んなって自由軒でミソカツラーメンを食った。

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