国府達矢「ロックブッダ」!目を射る光のような音楽!

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国府達矢のニューアルバム「ロックブッダ」。

各方面から強めの賞賛を集めて、鳴り物入りでのリリースである。

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国府達矢は京都出身の音楽家で1998年にMANGAHEAD名義でデビュー、2003年に本人名義で「ロック転生」をインディーズから発表したあと表舞台から姿を消す。

15年の沈黙を破っての復活である。

かの七尾旅人はその沈黙中も折に触れて国府達矢という音楽家に言及していたらしい。

「ロック転生」では七尾旅人やSalyuがコーラスで参加しており、現在は大変なプレミア盤である。

ボクはエレキングで紹介されていて今回初めて国府達矢を知った。

アルファベットを縦書きしたジャケットデザインがグッチャグチャやなと思い、とりあえずApple Musicのライブラリに格納しておいた。

初めて聴いたときは、変拍子で音数も多くジャケットどおりのグッチャグチャな音という印象である。

最後まで聴かずに止めた。

私事だが昨日、仕事が非常にバタこいた。

頭の中ではノイズが鳴ってるし、毛穴からはクッサい毒素を噴霧する有様である。

帰りに道草を食って麒麟淡麗生をングング呑りつつスマホなぞいじっておったところ、クセのある音が欲しくなりチョイスしたのがこのアルバム。

空腹でのアルコール吸収率、わずかに残る夕映え、そこに映える高知の街、明日から2連休という娑婆感、そういったものがないまぜになってピシャッとチューニングが合ったのだろうか、スルリと耳を通っていった。

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変拍子のガックンガックンする中、眩いほどに発光するギター。

快速急行の車窓からビルとビルの間に不定期に現れては目を射る太陽光のようである。

ヴォーカルスタイルは多岐にわたり、民謡っぽかったり、ラップっぽかったり、ポエトリーリーディングだったり、裏声だったり、地声だったりする

試し聴きするなら1:薔薇、2:感電ス、4:祭りの準備、6:weTunes、7:続・黄金体験あたりがオススメ。

Salyuの2011年のアルバム「s(o)un(d)beams」では坂本慎太郎やいとうせいこうに混じって国府達矢も作詞で参加してたんですね、知らなかった。

ファーストインプレッションでしっくりこなければ、ロング缶1本やっつけてから快速急行に乗るべし。

景色の移り変わる中で聴くと、なにやら主人公になったような気になれるはず。

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