念願の錦湯である。
20数年前、夜に偶然この前を通りかかって、尋常でなく幻想的な佇まいに圧倒されたものである。
以前はズラーッと提灯がぶら下がってなかったっけ?
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その後、場所も屋号も失念してしまい、錦市場近くという記憶だけを頼りにうろうろと探したがついぞ見つけられず。
当時はネットもなく、そのまま諦めてしまっていた。
今回京都に行くにあたって思い出し、検索してみたらものの10秒で見つかった。
年季の入りまくったロッカーに、屋号や個人名を名入れしたマイカゴが並ぶ光景は圧巻。
「消火」は地元の消防団か。
昭和2年(1927年)開業というからもうじき100年である。
地下水の沸かし湯と、同じく地下水の水風呂。
湯は43℃はあろうか。
サウナはなくとも水風呂のセットで充分トリップできる。
浴室内の湯気がハンパなく濃く、視界がホワイトアウトしてしまっているのもトリップに一役買う。
ズドンと3階建ての重厚感のあるファサードがやはりいい。
2階部分は浴室の吹き抜け、3階はお住まいなのかな。