生命力を使い果たして焼肉!新居浜の「南楽軒」!

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高知から新居浜までチャリで行こーゼ、なんていうのは小学生的初期衝動、あるいは暇人ひまんちゅによる理由なき反抗である。

そうは言ってもせっかく来たのだから呑み屋にも繰り出してみようよ、というのは年齢相応の紳士的振る舞いであり、誰しもそうやってどこかで辻褄を合わすのだろう。

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親父の田舎がある愛媛の四国中央市はなじみがあるが、お隣の新居浜市は初めてである。

かつて別子銅山で栄えた街、今は住友帝国の城下町。

この「かつて◯◯で栄えた街」というのは実に味わいが深い。

プライドと迎合が混じり合った泣き笑いのような表情を街がしている。

「どん底」という居酒屋。

本当にどん底だったらこうした屋号は付けられない。シャレになってないからだ。

笑っちゃうくらい儲かっていたからこそこの手の屋号が軽妙に跳ねるわけだ。

高知にも屈指の人気店でありながら自らゴクツブシを名乗る店があるが似たような趣味であろう。

「登り道」というのは南北に通じる、文字通り別子銅山への登り道である。

これに東西の「敷島通り」というのが交差し、新居浜の歓楽街を形成する。

1軒目の居酒屋人生を出てぶらぶらと界隈をうろついてみる。

スーパーでトイレを借りたりしつつ2軒目を求めさまよう。

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南楽軒なんらくけん」という焼肉屋。

クッソド渋いファサードだけど2軒目に焼肉はないよな、また次新居浜に来たならそんときかなという感じだ。

じゃどうする?

さっきの「どん底」へ行ってみるか、近くの「おにぎり一番」へ行くか。

「南楽軒」にしよ、と英断したのは今回の旅の道連れ、つけSOBAゴクツブシの寺本氏である。

ボクがいい町焼肉だなと思うのはこうしたガスのロースターのある店だ。

タン先とホルモン(並)だったけか?

タレにおろしニンニクと辛ミソをドバッと入れて。

レバーはこんな感じであっさりつゆに浸って出てきたので「え、生でええんかな?」とか言うてたらお母ちゃんに「あかんよ」とマイルドに怒られた。

この後頼んだハラミも含めてどれも滅法美味い。

お肉の良さはもちろんのこと、店のムードとか飲食体験がそう感じさせるのだ。

というかチャリ旅のはしご酒で2軒目に焼肉って、意外やけどメッチャありやん。

生命力使い果たすと野生が前に出るから肉を欲するというか。

詩的にそうフロウする酔眼赤ら顔のオッサン2体撃沈す。

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