高知の仁淀川沿いには河原を開放した無料キャンプ場が多くある。
管理人などはおらず、トイレがあるだけのシンプルなもの。
-->
主な用途は日帰りの川遊びやデイキャンプだろう。
キャンプ泊となるとボクのような初心者には少し敷居が高いというのが正直なところである。
ゴロゴロ石の河原でどうやって寝るの?とか、砂利にペグって刺さるの?とか色々ある。
今回の写真は全て高知へ移住する前、大阪時代の夏休みのときのもの。
10泊11日の高知キャンプ旅の最中、前日の車中泊から朝メシを食う場所を求めてこの黒瀬キャンプ場に立ち寄ったのだった。
朝メシと川遊びだけのつもりが、あまりに気持ちのいい場所なのでそのまま一泊することに。
問題は寝床づくり。
平坦な場所は川べりに多いけど、不意な増水を考えればそこは避けるべき。
となると場所は限られる。
ペグはエリッゼステークの28cm。
試し打ちするも、砂利には全く歯が立たなかった。
てことでやってみた。
いかにも玄人っぽいあれ、石を使ってタープ張るやつ。
ポールの受けにはひらぺったい石を敷いた。
初めての試みだったけどシャキッと張れました。
けっこう大きめの石を置いても、ロープのテンションでずるずると引きずられるんですよね〜。
2つ3つ重ねてようやく安定するくらい。
改めてペグの役割ってすごいなあと。
あと、夜は真の闇になります。
恐いくらい。
街灯があって心落ち着けるキャンプ場もいいけれど、自然の中に自分を放りこむというか、獣たちが蠢く領域のアウェー感というか、そうした緊張感を伴うキャンプもいいもんである。
そこに対峙できるのは智慧とキャンプギアだけという世界。
LEDライトの電池ストックは忘れずに。