虫が嫌いである。
とりわけ毛虫やイモムシなど、ワーム系を激しく憎む。
見るだけでも全身硬直、そのストレスで白髪が増える。
万が一にも接触など論の外。
だから4月から11月の間、絶対にボクは桜の木の下を歩かない。
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虫嫌いの愚か者は田舎をめざす
そのくせ田舎暮らしやアウトドアに関心があるもんだからアンチノミーだと笑われることもある。
ボクはこう答える。
「愚か者なんでね」
高知での家探し、最もこだわったのがその密閉度だ。
築100年の古民家をリノベーションなぞといえば聞こえはいいが、住宅の密閉度はザルに等しい。
密閉度で選ぶなら一軒家よりマンション
トイレを開ければタランチュラが四股を踏んでい、天井から寝床にムカデが舞い降ることもしばしばと聞く。
だから最初は一軒家ではなく、新しめのマンションと決めていた。
入居したのが築24年の3階建てアパート。
場所が高知市街地ということもあって、幸い今のところ深刻な虫害はない。
ゴキブリは出ないし、風呂場にワームが出ることもない。
せいぜい小グモがうろついている程度だ。
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カメムシ大量発生
ただ、今年はカメムシの当たり年だったらしく10月に大量発生した。
家のすぐ隣がそこそこ大きな公園というのもあって、わずかな隙間から宅内やクルマに侵入するのである。
宅内で炸裂すれば阿鼻叫喚必至。
そうなる前に、冷凍殺虫スプレーを持ち出しての早撃ち対決である。
ヤツが銃を抜くより先に仕留めろ。
カメムシの撃退は2名体制で
まずは一人が、カメムシが臭いを出すと言われる前足付け根あたりに冷凍殺虫スプレーを至近距離から噴射。
ヤツは危険を感じた瞬間に臭いを放つので、ためらいは禁物である。
落下したところへ間髪入れずにもう一人がスプレーを追加噴射し、氷でコーティングしてトドメだ。
いばらの道を行く愚か者
ひとまず虫害といえばこれくらいで済んでる。
市街地で暮らすぶんには安泰だろう。
しかし身の程知らずにも今後、郊外への移転も考えてるボクはどこかで割礼が必要である。
今から戦々恐々としている。
「田舎暮らし 古民家 虫嫌い」で体験談を検索してみるつもりである。