新緑が素晴らしい。
普段、高知市内から見える低山ですらため息が出るほどだ。
高知の大川村の新緑が万華鏡のように美しい。
養老孟司がそう言っていたと、大阪の友人が教えてくれたのはボクが高知に移住する少し前。
毎年この季節になると思い出すのだが、なかなか行けずにいた。
なんとなく先延ばしにしていて気がついたら梅雨に入ってしまうのだ。
高知生活も5年、5年目の正直で大川村を訪ねてみた。
午前の光が一番映えるだろうに、二日酔いで寝坊してしまい大川村に着いたのは午後もずいぶんまわってから。
それでも来た甲斐があったと思う。
様々なトーンの緑で描いた点描画が山を彩り、新緑特有の高い解像度で眼前にせまってくる。
万華鏡のよう、というのが直感的に理解できる気がした。
当の友人は大川村の新緑を見ることなく鬼籍に入ってしまった。
が、それが価値あるものだと教えてくれたことは、高知県民となったボクにとって小さなことではない。
Dedicate for Koh…