高知県の黒潮町から四万十市にまたがる「土佐西南大規模公園」。
いかにも茫漠とした、ぶっきらぼうなその名称が愛らしい。
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この公園ほんとにデカくて、総面積は435ヘクタールもある。
なんと東京ドームにして約93個分。
公園は四万十地区、大方地区、佐賀地区の3地区に分かれていて、いずれも都会人ならチビってしまうほどのダイナミックさを誇る。
四万十地区は高規格のとまろっとオートキャンプ場、平野、双海のサーフビーチがあり、厳密には公園外になるが宿泊施設「四万十いやしの里」、先ごろ不当解雇問題でニュースになった「四万十の宿」がある。
大方地区には道の駅ビオス大方、4kmにおよぶビッグビーチ入野浜、球技場、スケボーパーク、入野松原キャンプ場、宿泊施設ネストウエストガーデン、ホエールウォッチング船乗り場などがある。
今回訪れたのはさしたる施設もない地味な佐賀地区。
敷地も一番小さいがそれでもサクッと1周というわけにはいかない広さがある。
ボクもまだ全部回れてなくて、立ち寄るのはいつもこのポイント。
断崖にある芝生広場である。
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観光ガイドに載るような場所ではないけれど、ダイナミックな黒潮のグルーヴを体感できるパワースポットである。
旅行で四万十、足摺方面へ向かわれる方は是非立ち寄っていただきたい。
トイレもあって石造りの立派なもの。
ごていねいに目隠しの壁まである。
歩き遍路の経験があるのでついつい遍路目線になってしまう。
ここで野宿とか最高だろうなと思う。
芝生とはいえ勾配のきつい斜面だからテントは晴れないけど、マットだけ敷いてビール呑んで寝っ転んだらえも言われぬ体験になるだろうな。
満点の星、それを横切る流れ星、人工衛星に火球、そしてUFO。
夜空で見れるものひと通り見れそうである。