宿毛にある「咸陽島公園キャンプ場」。
「咸陽島」の読みは「かんようとう」。
とても情報の少ないキャンプ場で、これが正式名称かどうかも定かでない。
で、実際に訪れてチェックしてみたら、なかなかに好条件の揃った良キャンプ場だった。
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Contents
ショバ代は不要!
まずは雰囲気を。
この咸陽島公園キャンプ場、ショバ代は不要である!
無料でキャンプ可、これはありがたいですね。
ゴミの持ち帰りや、火器で芝生を傷めないなど、マナーを守って利用したい。
絶景の露天風呂が目と鼻の先に!
高台に見える建物は「宿毛リゾート椰子の湯」。
2016年に「国民宿舎椰子」からリニューアルし、露天風呂が絶景と評判らしい。
このようなエンターテイメント風呂がすぐ近くにあるのはキャンプ場としてポイントが高い。
※「宿毛リゾート椰子の湯」HPより
ひえ〜!コレモンの絶景風呂が日帰り入浴600円とは格安でしょう。
ちょうど「宿毛リゾート椰子の湯」の高台からみて、崖下に位置する咸陽島公園キャンプ場。
崖下といってもクルマで下りられる小道があるのでご安心を。
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無料なのにこの広々感!
無料のキャンプ場はスペースが狭かったり、傾斜地でまともに幕営できる場所が少なかったりすることがままある。
ここは遊具もある普通の公園ゆえにフルフラット!しかも遊具がスペースを圧迫することもなく開放的で、キャンプ場としての広さは申し分ない。
ただ、「キャンプ場」の表記だけがどこにも見当たらないという(笑)。
この日はテント張ってる人はなし、誰かが野営してた形跡もなかった。
先客がいなければ幕営をためらってしまいそうだ。
芝生がクォリティ高し!
写真だととろこどころ芝がはげて土のように見えるけど、実際はそんなことはない。
短く刈り込まれた芝がボク好み。
芝刈りから間もない感じで、きちんと手入れされている様子。
ああ、裸足でBBQしたい。
都市近郊のキャンプ場だと、雑草ですらハゲ散らかした土むき出しの区画サイトで何千円も取りますからね。
無料でこのクォリティは素晴らしい。
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トイレはさらに圧巻のクォリティ!
どうですこのルックスも衛生面も、Wで美しいトイレ棟。
家でもお店でもフェス会場でもトイレは体を表す。キャンプ場もしかり。
トイレのきれいなキャンプ場というのは、おしなべてそれ以外の部分もハイクォリティなもの。
木の梁にコンクリート打ちっ放しパネルの異素材組み合わせがスタイリッシュだ。
テラススペースでの飲食や幕営は禁止だが、荒天時には避難所として使えるだろう。
仁淀川の黒瀬キャンプ場といい、大月町の樫西キャンプ場といい、高知は無料なのにトイレが高規格なキャンプ場が多い。
こういう所はキャンプ客専用のトイレではないから地元の方優先だったり、トイレの洗面台で食器洗いをしないだったり当たり前のことを守って、使わせてもらってるってことの認識を新たにしたい。
無料シャワーもあり(冷水)
なんとシャワーまで併設されてる。
目の前が海水浴場ならではの設備である。もちろんキャンプ客も利用可だ。
シャワーは温水は有料だが、冷水なら無料。
夏のキャンプだったら入浴後もなんだかんだで汗かいたりするので、就寝前の水浴びで体を冷やせるのはうれしい。
こちらが洗い場、と言っていいのかどうか。
本来の目的は海水浴客がビーサンや浮き輪などを洗うための水道と思われる。
咸陽島公園キャンプ場は炊事棟がないので、キャンプ客はここで洗い物をするのが妥当かな。
「だるま夕日」で極上のビールタイムサンセット!
残念ながら段差があってキャンプ場から直に海は見えないが、徒歩15秒でこんな景色。
冬の夕暮れ時になると、ここがカメラマンで埋まるのだとか。
そう、咸陽島公園は「だるま夕日」の名所なんである。
今年は冬キャンプに挑戦しようと思ってるので、ここでだるま夕日を拝みながらビール呑んでみたいなあ。
この方向にだるま夕日が見えるんでしょうかね。
左に見えるのが咸陽島。干潮時には歩いて渡れるんだとか。
まあ「キャンプ場」というよりは、「ここでキャンプしてもいいよ」という場所なんでしょうね。
にしてもこんなに好条件が揃ってるのに、ブログ記事なんかほとんどないのは何故?
高知のキャンパーにとって、人に教えたくないとっておきの場所なのかな。