宇和島の凸凹神堂。
凡百の秘宝館とは似て非なる。
ここは性文化財のスミソニアン博物館である。
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のっけからのわー!
モザイクに惑わされるな、目を細めればいざ道は開けん。
てことでのわー!
ちゅど〜ん!
残念ながら館内は写真撮影不可。
違反者は2万円貰いうけると入り口に書いてある。
なら2万円払って堂々と撮影するか。
ってちがうか。
展示内容は圧巻のひとこと。
絵画、漫画、写真、仏像、彫像、アート、玩具、拘束具、食器にいたるまで、世界中の性に関するあらゆるものが3階建ての建物にみっちり詰まった性曼荼羅である。
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印象に残りまくりだったのが、山梨県の石和温泉の淫宿のオープン祝いに地元ヤクザが送ったとされるアート作品。
ポスターサイズの木版で歌舞伎の「大入」のデザインなのだが、さりげなく女性器をマッシュアップしてあるのだ。
これは素直にアウトサイダーアートとして所有欲を刺激されたし、山梨のヤクザ超センスいいなと思った。
とにかくよくこれだけのものを集めたなと思う。
要した年月と費用は計り知れない。
館長の偏執的なまでの性への情熱と蒐集欲は鬼気迫るものがある。
エロはエロでも気高くスピリチュアルですらある。
随所に館長と世界の少数民族女性との記念写真が貼られており、肩を抱いたりしていて妙に生々しい。
JR宇和島駅から歩ける距離だし、クルマなら駐車場もあるのでいっぺんは是非訪れられたし。