2月なかごろからが見頃という、早咲きの山桜「桑田山雪割桜(そうだやまゆきわりざくら)」の見物に須崎市まで。
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寒波らしい寒波もなく、暖かかった今年の高知。
残雪と桜とのコントラストも風情がありましょうが、山あいにすでに冬をしのぶよすがはない。
ミツバチの出入りする菜の花は色鮮やかで、ウグイスは目下ホーホケキョの練習中。
山全体に春が充満してる。
穏やかでモコモコとした陽射しのなか、皆さんお弁当なぞ持参してピクニックを楽しんでおられる。
即席にあつらえた茶屋では田舎寿司、おでん、スイーツなぞを商っておられ、こうした開放的なレジャー環境にも季節の移ろいを感じられワクワクとする。
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山全体に1000本を数える雪割桜は、70年ほど前に愛媛県松山市から株分けしてもらったもので、シナミザクラとカンザクラの交配種なんだそう。
周辺にいくつかある臨時の駐車場にクルマを停め、つづら折れの山道をそぞろ歩く。
桜園での鑑賞ももちろんいいが、やはり少し山道を登って標高を上げ、周辺の山なみを借景に見下ろすのが山桜の醍醐味であろう。
3月にはBOKKENTという地元の地域団体が主催する雪割桜キャンドルナイトがある。
2018年にはゲストにラッパーの環ROYさんを招聘したりして、こちらも興味深いイベントである。