大衆酒場Day&Seaで新しくDJイベントを始める。
イベント名は「立呑み濡れ縁」。
アゲアゲでなくチルでもない、そこはかとないグッドミュージックが淡々とかかる立呑み屋があればいいのにってずっと思ってた。
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仕事帰りに独り、サクッと1、2杯。
脳を弛緩させ、壁にもたれて少しだけ腰を揺らす時間ってすごくいいなと。
高知に移住した3年前、仕事帰りに独り、中央公園でヘッドホンして缶ビールやっつけながらそんな夢想をしてた。
「LOFT」というデビッド・マンキューソが主宰した伝説的パーティがあるが、それを立呑みでやるってのが理想である。
うちのテーブルは立呑みにちょうどいい高さに設計してある。
じゃもううちでやっちゃおうと。
LOFTでは曲そのものに敬意を表し、イコライジングなどをせずに曲を素のままで最初から最後までかけ、ミックスもしなかったらしい。
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それをそのまま真似るわけにはいかんが、選曲者主観のグッドミュージックで何らかのストーリー性をもって時間を埋めることができれば、そこに客が断片的に居合わせたならば、少しばかり面白い場になるんではないかという解釈である。
初回は2020/11/23(祝)、入場フリー、17時頃からボチボチ始めて22時まで。
DJはIT社長にして川サウナマスターのZOEくん、大阪のセレクトショップディレクターで高知に移住したヤマヒデヤさん、ほんでからボクちんガタリの3名。
フライヤーを描いてくれたのは高知在住の10代のイラストレーター。
彼女の絵のいちファンとして今回お願いした。
「濡れ縁」とは日本家屋でいうところの屋根から突き出した縁側のこと。
雨が降ったら濡れちゃうんで「濡れ縁」。
住居にあえて非合理を持ち込むセンスが反抗的だ。
「濡れ縁」ははみ出し者の居場所である。
濡れ縁にどうぞ腰掛けにいらして下さい。
立呑みやけど。