2019年、7/7に開幕する土佐れいほく博。
ひょんなことから本山町主催の懇親会に参加させていただいた。
コピーにもあるとおり、四国のド真ん中に位置する高知県の本山町、大豊町、土佐町、大川村の4町村からなる「嶺北地域」が舞台となる。
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嶺北地域を東西に貫くように流れる吉野川はラフティングやリバーカヤックのメッカで、土佐れいほく博でも「アウトドア」はひとつの大きなキーワードになってる。
ご存知の方も多いと思うが、本山町には国内アウトドアメーカーの「モンベル」が拠点を持っており、土佐れいほく博に先立つ6/29、「モンベル アウトドアヴィレッジ本山店」をオープンさせる。
かなり大きな施設で宿泊コテージは完成済み、夏にはここをベースに川下りを楽しめるわけだ。
当然、地域のキャンプ施設も盛り上がっていくのだろう。
で、なぜボクがこの場にいるのか、簡単に経緯を。
誘ってきてくれたのは大阪の旧友である北川涼子。
大阪本町に曜日ごとに店長の変わるコナイトというバーあり、彼女は木曜日の店長をやってる。
このお店の人脈に土佐れいほく博の関係者がおられ、地域のキャンプ場活性化のために県外からキャンパーを招いてオブザーバー視点での意見交換、関係人数の拡大、発信源の拡大を主な目的として開かれたのが今回の懇親会である。
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役場の人とは思えないはっちゃけた髪型をした右端の方が、土佐れいほく博推進協議会の事務局次長で今回の呼びかけ人である岩本さん。
参加メンバーはボク以外みな関西方面からで妙に個性の強いメンツ。
BBQの食材を求めサンシャイン本山店へ。
嶺北といえば土佐あかうし!
町内でいくつか買えるところがあるが、ここサンシャイン本山店がいちばん質がいいんだそう。
大量にゲッツ!
米は本山町が誇る「天空の郷」をゲッツ!
お米日本一最高金賞を2度受賞、という肩書きを抜きにしても掛け値無しに美味い米である。
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吉野川の支流、汗見川上流にある冬の瀬キャンプ場へ移動。
今夜はここでBBQしながら懇親会である、くほほ。
この汗見川ちゅうのがまたとんでもない無垢の川で、不純物ゼロだぜと言わんばかりの超透明度!。
上流へいけば人のいない穴場スポット、超絶美しい淵がいくつも点在しているので訪れてみてほしい。
言うまでもないがゴミの始末はもちろんのこと、狭隘な生活道ゆえ地元ファーストでお願いしたい。
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さて、雨もパラこいてきたしテントとタープ張っちゃいましょう。
現役僧侶の今城さんは設営場所を選ばない自立テント。
このテント2000円らしいよ、ボクもひとつ買おかしら。
マヤカツ野宿部部長は年季の入ったダンロップ。
今やレアアイテムでは?
北川涼子はワイルドにタープ&コット泊。
この後のパーティでは燻製をガンガン作ってくれました。
今回のアテンドをしてくれた首藤さん、川又さんは奥に見えるバンガロー泊。
ボクはタープを張ったら面倒になり車中泊にしました。
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ボチボチと炭を熾して、、、
汗見川のおきゃくスタート!
「おきゃく」とは土佐弁で「宴会」のこと。
土佐あかうしがヤバすぎる美味さ!
サーロインの脂もサラサラしとるんよね。
もう嶺北地域の2大キラーコンテンツは「土佐あかうし」と「清流」でしょう?
となれば、清流汗見川のほとりのキャンプ場で、土佐あかうしのBBQをやるというのはすこぶる理にかなってる。
事務局次長の岩本さん曰く「いちばん化ける場所」としてこの冬の瀬キャンプ場を挙げておられたのもわかる気がする。
ただし、土佐あかうしの供給量は限られているし、汗見川に沿う道は狭隘で駐車場もないのでこちらもキャパは限られている。
キャパを超えて観光客が押し寄せると何がおこるか。
真っ先にくるのが迷惑駐車、生活道の渋滞、住人と観光客、あるいは住人と行政の軋轢である。
行政は山林を切り拓き、田んぼを潰してでも駐車スペースの確保をせまられるだろう。
近年SNSから火がつき、キャパを大きく逸脱して観光客が押し寄せた高知の柏島やにこ淵の例を見れば想像に難くない。
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また観光客による土佐あかうしの争奪戦が始まるだろう。
価格の高騰、手に入らない不満、それらは産地偽装の温床となる。
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言っておくがボクは土佐れいほく博に水をかけるつもりはない。
SNSに氾濫する手放しの賞賛は、ときに地域文化を濁流に押し流してしまう危険があると警鐘を鳴らしたいのである。
宿泊床数や駐車場数、サービス提供に必要な人員など嶺北全体のキャパを把握し、集客にフィルタリングをかけることが肝要である。
まあ言うは易しで、具体的に何をどうすればいいのかわからない。
期間中に某キャンプ芸人さんを招聘する案があるらしい。
そうしたニッチな分野に支持層を持つ芸人さん、ユーチューバー、ブロガーらとのタイアップはフィルタリングのひとつヒントとなるのかも知れない。
ところで清流といえば吉野川はもちろんだけど、個人的には支流に興味があるな。
今回の汗見川もそうだし、行川(なめかわ)っつうのも随分とヤバいらしいよ。
2日間、アテンドのお2人に案内してもらい色んな場所を見て、嶺北地域をさらに掘ってみたいと思うようになった。
土佐あかうし買うならサンシャイン本山という情報も得たので、近いうちにカミさんとキャンプで訪れたいなと思っている。
また、関西組がことごとくアクの強い面々で、個人的にかな〜り楽しめたことは伝えておきたい。
誘ってくれた北川涼子に多謝である。
※冬の瀬キャンプ場はココ⤵︎