クルマを四駆にしたら無駄に河原に下りたくなる。
仁淀川の下流、波川(はかわ)公園で寛いできた。
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隣接するにこにこ館がリニューアルして便利になった。
食堂、弁当とメシは充実してるし、きれいなトイレもあるし。
で、日替わり弁当Sサイズを。
この日は鶏チリ。
煮物の味付けがザ☆オカン。
ヒタヒタに汁を吸ったハンペンをかじれば鼻からムフンと満足感。
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高知市内からクルマで30分ほどの波川公園は、ノープランな休日にボケッとカマすのに丁度よい。
なにしろスコンと抜けたこのロケーションである。
菓子、茶、酒なぞ口にすれば自ずと心の風通しもよくなろう。
ところで、「ここはキャンプ場じゃないので火気厳禁」と看板に書いてある。
が、肌感覚としてはそこまでうるさくなく皆ふつうにキャンプやBBQをしてる。
そもそも隣接のにこにこ館で「手ぶらBBQ」として食材からBBQ台まで用意してくれるサービスがあるのだ。
そのへんが都会との違いで、公共の場であってもルール至上ではないアバウトさというか、いい意味でのおおらかさがある。
それは裏を返せば自己責任ということ。
例えば田舎道の小さな交差点、四方八方死角なし、突然ヒトやクルマの飛び出してくる可能性限りなくゼロ、という状況で信号は赤、あなたならどうするか。
ルールに則るなら青になるのを待つべきだろうが、それではあまりにルールマンだし、自己判断がないというかバッファがなさ過ぎる。
信号無視を推奨するものではないが、ボクはこの状況なら赤でも渡るだろう。
ただし、その行動で誰かに迷惑をかけたなら腹をかっさばく覚悟があるかどうか。
自己責任ってそういうことだ。
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責任を伴わぬ甘ったれの成れの果てがこれである。
直火で呑み喰いして残骸を放置。
こうした放置ゴミのせいで都市近郊では無料キャンプ場、および無料のBBQ施設が閉鎖に追い込まれるケースが少なくない。
高知でも無料キャンプ場でゴミや直火焚きの残骸の放置が去年あたりから急激に増えた。
キャンプブームの功罪である。
この日の波川公園はボクが見ただけでもこうした残骸が10カ所は下らなかった。
こういうことをやってのける人ってどういう感覚の持ち主なんだろう。
スコンと抜けるロケーションに多少なりともの美しさ、気持ち良さを感じてここへ来てるんではないのか。
だとすればなぜそこに泥を塗って帰るような真似ができるのか。
美と醜は混濁し、ミソもクソもクロスフェードしてるのか。
あるいは単純に目の前から醜が消えればそれで美なのか。
水洗トイレが魔法のようにその場からクソを消し去る装置だと思っているならば著しい想像力の欠如というほかない。
みんな赤信号で渡ってるから渡ってみた、みんなゴミ放置してるから放置してみた。
自己判断もなく、自己責任もないパック旅行みたいな生き方もいいが、田舎のアバウトさやおおらかさを勘違いして、甘えちゃあいけない。