パッと見、情報を処理しきれず脳が混乱をきたす怪しい看板。
バラホル?バラシオ?
ガツめしとは丼ものか?キムチ入りにもできるのか?
カレー屋なの?
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順を追って説明しよう。
まずここは和歌山市にある「カレーヤ」という名前の店で、「バラホル」なる聞き慣れぬメニューが名物になってる。
バラホルは1.5倍、W(2倍)と増量も可。
ちなみに価格もそのまま1.5倍、2倍になるからお得なわけではない。
トンカツやエビフライなどの洋食に混じって中華そばや玉子の吸物がメニューに並ぶあたり、何とも奇異である。紀伊だけに。
カレーヤを名乗るだけあってもちろんカレーもある。
「ガツめし」という丼はないけど、親子丼や他人丼はあった。
「カツ丼」ではなく「トンカツ丼」。やっぱり奇異。
この店、いったい何屋と呼べばいいのか当てはまるものがない。強いて言うなら大衆食堂か。
で、これがバラホル。
豚バラ肉をホルモンダレで味付けしたもの。
タレは見た目通りこってこてに甘辛い。ビールにもめしにも合うがなほんなもん。
ガツめしってそういうことね。そらメシ進むやろね。ちなみにバラシオは塩コショー味である。
和歌山のビンビールはおしなべて大ビンである。
バラホルだけではアテが心もとないからミンチカツももらう。
食べログを見ると以前はタンのカツ、タンカツというのもメニューにあったらしい。
あったらそれも食いたかった。
にしてもバラホルとはいいネーミングである。
いちびってないのにインパクトもキャッチーさもあって、響きからなんとなく美味そうなものをイメージしてしまう。
「豚肉甘辛炒め」じゃあアンテナに引っかかってこなかった。
ネーミングって大事だ。