足摺岬にあるミステリースポット「唐人駄馬」。
ここでキャンプできることはあまり知られていない。
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「唐人」とは異邦人、「駄馬」とは人が集まる平らな場所の意である。
足摺岬は太平洋に突き出しており、黒潮の着岸する場所である。
縄文期より多くの異邦人がこの黒潮にのって流れ着いたらしい。
つまり、唐人駄馬はそんな異邦人の集まり住んだ居留地のようなイメージだろう。
しかし唐人駄馬はただの平らな場所ではない。
謎の巨石群の存在である。
「誰が何のために造ったかわからない」というのは巨石群の定説にしても、山中にはまだ相当数の巨石コロニーが眠っておりその数すら特定できていない。
そしてここにはかつて世界最大規模とされるストーンサークルがあった。
実は公園整備の一環で、あろうことかそれを撤去してしまったというのだ。
公園のために遺跡を撤去? うーんこれが高知県の良くいえば豪快さ、悪くいえばガサツさである。
そしてストーンサークルにつきものなのがUFO。
唐人駄馬も例外でなく目撃例がある。
巨石群は異邦人の手によるものなのか。
あるいは異邦人とは海からではなく、宇宙からやってきたのではないか。
この正体不明の胡散臭さこそ、唐人駄馬がミステリースポット、パワースポットと呼ばれる由縁である。
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前置きが長くなった。
これが唐人駄馬キャンプ場。
ベラボーな広さだ。
円形に近い敷地は直径が180mあり、球場がすっぽり入るほどだという。
緩やかに傾斜しているので、ちょうどゴルフ場でキャンプするような感覚だ。
駐車場もキチンとあって、ショバ代は無料。
素晴らしい。
この日はひと組キャンプしておられました。
夜は真っ暗闇なので、星の見え方が尋常でないだろうな。
ランタンは必ず各種用意しておくべき。
最寄りのコンビニまでクルマで20分ほどかかる。
LEDランタンは交換用電池も余分に用意しておきたい。
4年前の夏に来た時は控えめに言っても絶望的だったトイレが、今回はキレイに掃除されていた。
大のほうは汲み取り式なので少し勇気がいるかも知れない。
トイレットペーパーは持参するのが無難。
無料のキャンプ場としてはじゅうぶんなスペックの炊事場。
炊事棟は明かりが点くので、常夜灯として利用するのもあり。
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キャンプ場から少し離れたところに、巨石群があり遊歩道になってる。
こちらに駐車場はないが、6〜7台は停められるスペースがある。
胎内巡りのように積み上げられた巨石群を抜けて、、、
ひらけた場所に出ると、、、
この超絶絶景!
スピリチュアルなムードのお二人がとてもよく似合っていた。
画面中央に見えるのが先ほどのキャンプ場。 その向こうに水平線を見渡す。
足摺岬は補陀落信仰の聖地である。
補陀落信仰では、あの水平線の向こうに観音浄土があると信じられていた。
それは、水平線の向こうからの訪問者が、巨石を積み上げるという人知を超えた力を持っていたことに由来するのかも知れない。
このキャンプ場は近いうちに実宿しよう。
※実宿してきました!
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