高知県の嶺北地域にまたがる早明浦ダム湖。
小学生の頃、湖の底に沈んだ旧大川村役場が夏の渇水で顔を出すというニュースをワイドショーか何かでよく見た記憶がある。
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子供心にもそれはロマンのある話で、いつか見てみたいと思いつつ大人になった。
大人になって何の因果か今高知に住んでいるので、タイミングさえ合えばいつでも見に行けるわけだが、どうにも膨大な記憶のガラクタに埋もれてしまっていたらしい。
水位がまたちょっと上がってるクバ…! pic.twitter.com/x9JU6kavlJ
— 「でぃぐ!大川村」公式 (@digokawamura) February 10, 2024
ある日このツイートが流れてきて、今顔を出していると知り早速見物してきた。
これが見れるのは大川村「村のえき」である。
たしかに湖底からコンクリ造りの建物が見えている。とても珍奇な光景だ。
ズームしてみると屋上へ上がる階段が見える。
以前は柵などがあったのかも知れない。
早明浦ダムは吉野川を堰き止めている。
ダムができる以前はこの谷筋を吉野川が流れ、川に沿って道路が通り、沿道には民家が並び、人が行き交っていたのだろう。
ぜひ往時の写真を見てみたい。
それでふと思い出した。大阪の茨木市で安威川ダムを建造予定と知ったのが20年ほど前。
よくチャリで走りに行っていた所で、工事が始まるとある日突然県道が封鎖された。沿道にあったガソリンスタンドやよろず屋はどうなったのかと思った。
以来、あの道が湖底に沈む瞬間を見たくて、安威川ダムの工事進捗を度々チェックしていたのだが、今調べたら2022年に完成して水を溜め、翌2023年には満杯になったらしい。
現在2024年、なまくらに過ごしてたらアッという間に土である。