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10泊11日、キャンプの旅
去年の夏休みは4泊5日、土佐清水の爪白キャンプ場に幕営して一切移動しないという欧米人みたいにチャオ!なバカンスだった。
これはこれでのんびりできて良かったのだけど、今年2016年の夏休みはなななんと10泊11日。
せっかくなので、色んなキャンプ場を巡ってみようと高知西南エリアをネット検索してみた。
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ネット情報に乏しい高知のキャンプ場
観光情報サイト「よさこいネット」、「満点土佐」などで、とりあえずキャンプ場の所在地や料金など、ざっくりとした情報は確認できる。
で、次はキャンプ場のリアルな様子を知りたくてブログを探すのだが、これがほとんど出てこないのだ。
キメ細かな情報はブログで知るしかない
キャンプ場の広さや、芝生のクオリティ、トイレや炊事棟などの設備、キャンプ場独自のローカルルールなど、アメニティに関わるキメ細かな情報はブログでしか知ることができない。
ブログ記事が見つかったとて、必ずしも欲しい情報を含んでいるとは限らないので、やはり複数のブログ記事を参照したいところ。
知りたいのはキャンプ場との相性
キャンプ場って各々個性があるし、キャンパーにも好みがある。
人と同じで相性もある。
キャンプ場との相性の見極めって大事だ。
大切なバカンスタイムを過ごすのだから、場所と値段だけでは選べない。
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調子良さげな芝生のフリーサイトだが…
須崎にある「よこなみオートキャンプ場」も、情報の乏しいキャンプ場のひとつ。
観光情報サイト「満点土佐」を見ると、調子良さげな芝生のフリーサイトの写真が載ってるが…。
利用者のブログがないか探してみると「ドラゴンカヌー大会」、「鯛伊食祭」といった自治体主催のイベントでこのキャンプ場が使われた記事しか出てこない。
こんなにキレイなフリーサイトなのに、テント張ってる写真がない。
キャンプ場の利用申請書?
ただ、こんなものが見つかった。
キャンプ場の利用申請書。
宿泊料として、大人1人¥500とある。
これを郵送かFAXで送って申し込むのだろうか。
ストリートビューでチェック
現地をストリートビューしてみる。
浦ノ内湾の最奥部に面して、ロケーションはいい。
ほどよい広さのフリーサイトのようだ。
東屋も立派なものがあるから、荒天時には避難できるだろう。
トイレも清潔ムード漂う。
これだけの好条件、利用者がいないはずはないのだが…
書面申込みの面倒さをさっぴいても、キャンプ場として人気がないというのは考えにくい。
さりとてブログ記事は見つからぬ。
まさか「オートキャンプ場」とまで銘打っておいて、キャンプ禁止ってことはなかろうぜ。
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じっさい、極上芝のイカすキャンプ場だった
つわけで、もやもやを解消すべく現地に行ってきた。
ネットで見たとおりの、いや想像を上回る良いキャンプ場だ。
ベリーショートに刈り込まれた芝生は密集し、極上のコンディション。
思わず裸足になってみると、足裏に伝わる感触はうっとりするほどの心地よさである。
池みたいにみえる目の前は、浦ノ内湾の最奥部。
視界が広く超開放的。
Umm…ここにテント張りたい、ここでビール呑みたい。
立て札に書かれた電話番号に最後の望みをかける
ん、立て札がある。
注意事項とともに連絡先も書いてる。
ここに電話すればいけるんじゃないの?
期待を胸にさっそく電話。
須崎市立スポーツセンターにつながる。
今晩ここでキャンプしたい旨を告げる。
するとなんと、「今は一般のキャンプ場としては使っていない」との返答。
キャンプ場としての早期開放を願いたい
至極残念。
これだけのハイエンドなキャンプ場、須崎市は宝の持ち腐れではないのか。
目と鼻の先に民家があるから、地元の方との兼ね合いもあってのことかも知れない。
それでもやっぱりキャンプ場の早期開放を願いたい。
アウトドア、アクティビティの宝庫なのにキャンプ場が一つもないなんて
実はこの横浪半島、広大な自然とリアス式海岸の絶景に恵まれているにも関わらず、キャンプ場が一つもない。
穏やかな浦ノ内湾ではシーカヤックやSUPができるし、珍しい湾内巡航船は観光資源だ。
横浪半島にはローカルのサーフポイントもある。
そんなアクティビティの拠点となるキャンプ場がないのはどう考えてももったいない。
ボクはいつかこの「よこなみオートキャンプ場」をベースに、謎多き浦ノ内湾沿岸を自転車で探検したいと思っている。