四国中央市にあるハイパー大衆系「住吉食堂」。
1階が住吉食堂、2階は喫茶グリーンハウス住吉、3階は宴会場、屋上はビヤガーデン、あとはペントハウスがジャグジー付きの会員制サロンになっていれば完璧だな。
-->
親父の実家がここの目と鼻の先だから、この辺はボクもウロチョロしていたはずだがこの店は覚えがない。
大人になって見えなくなるものがあるように、大人になって初めて見えるものもある。
ネットで住吉食堂を調べると皆たいてい中華そばを食ってる。
あまのじゃく心から焼きそばにしようかと思ったが、居合わせた客全員が中華そばをすする光景に気圧されて迎合した。
オーセンティックにしてオーディナリー、これが住吉食堂の中華そば。
鶏ガラしょうゆ味になにがしかの脂が溶けこんで味はバチッと決まっている。
押し出しはマイルドなので朝メシ、特に二日酔いの朝にはよろしかろう。
ただの思い込みかも知れんが、どこか幼少期のこの街の記憶を呼び起こされるような味がした。
こんもりとしたおにぎりがまた美味い。米が美味い。
タテ書きとヨコ書きをミックスした看板って大衆食堂や大衆酒場らしさが出るね。