高知道をクルマで走ってると、高架の下に見え隠れする道がある。
大豊町から北、高速に寄り添う県道5号である。
妙にそそる道なので、チャリでこれを通って四国中央市まで出てみようと企んだ。
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国土交通省HPより
道中のトイレ情報を収集していたら偶然、県道5号が通行止めとの情報を拾った。
国土交通省HPを見ると、3年前の豪雨による崩落で愛媛県側にだけ通行止めの表示がある。
被害の規模はどの程度なのか、チャリなら通れるのか、その辺りがよくわからない。
そもそも3年前の被害が未だ復旧していないのも解せない。
まあ最悪通行止めになっていても、遠回りにはなるがリカバールートもある。
いちかばちか行ってみようと怪気炎を上げていたら当日は雨。
で、クルマで行ってみたらしっかり通行止め。
ここの警備の方に聞くと、復旧まで少なくともまだ1年はかかるとのことだった。
高知県側の通行止めの位置はここ(2021年10月現在)。
なんだかんだでチャリくらい通れるだろうとたかを括っていた。ここまで来て引き返すのは精神的にヤラれただろうな。
どうも通行止め情報というのは具体性、信憑性に欠けるところがあって疑ってかかってしまう。「クルマもチャリも徒歩も通行不可!現場こんな感じ!」と被害状況を写真付きで載せて欲しいものである。
乗りかかった船である。リカバールートで四国中央市を目指してみよう。
こちらがリカバールート。
「旧立川番所書院」から上がっていく。
離合困難の狭隘路である。
クルマを停めて景色を見ているおじさんがいた。ボクらが追いついてきたので慌ててクルマを出した。
地元のおじさんが前を走っているのは安心である。
道は通じているはずだ。
ホッとしたのも束の間、おじさんおもむろにクルマを停めた。
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え?道路逝ってる?
前を走っていたのは測量のおじさんだった。
ひと言教えてくれよと恨めしく思ったけど、行き止まりの状況を自分の目で見れたのは値打ちがある。
大豊町HPより
この道は「町道浦ノ谷線」。
大豊町のHPに通行止め情報が載っていた。
が、実際の道路にそのような看板は設置されていない。
重箱の隅をつつくようで恐縮だが、大豊町HPの通行止めの位置には誤りがある。
正しくはここである。
今回は雨でラッキーだった。
晴れてればチャリで2度の行き止まりに遭い、四国中央市まで辿りつけず無駄骨だっただろう。
まあそれはそれでエキサイティングではあるが。
Uターンはこの鉄板に命を預けるしかなく、股の下のポニョは縮みあがる。