今回の目的は土佐市にある石土ノ森パラグライダー場がどんな感じなのか見に行くこと。
帰路は土佐市甲原から日高村まで山を越えて、いの町経由で。
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できるだけストレスフリーで行きたいと、鏡川と神田川の川べり道を乗りついで針木まで。
針木峠を越え、天王から仁淀川を渡り土佐市に入った。
まずは35番札所の清滝寺を目指す。
清滝寺のすぐ裏に石土ノ森への取り付きがあるのだ。
清滝寺まではかなりの急坂。そういえばそうだったな。
十数年前に遍路で歩いたときは、麓のタクシー会社でザックを預かってもらって空身で登ったのだった。
境内でしばし休ませてもらう。
歩いた当時のことが色々と思い出され、アクエリアスを飲みながらしばし物思いに耽る。
清滝寺の裏へ回るとすぐに道は荒れるが、趣はありワクワクさせるものがある。
パラグライダーをやる人はこの道をクルマで上っていくわけだから相当な物好きだ。
「To The Sky」と書かれた道しるべ。
道は合ってる。
視界がひらけ土佐市街を望む。
未舗装区間もあってなかなかにワイルド。
推定15%オーバーであろう急勾配が続く。
滑り止めで掘った溝がチャリには辛い。
突如森が開け、石土ノ森パラグライダー場に出た。
数人の方が空中遊泳を楽しんでおられる。
パラグライダー場より低い場所を飛ぶ方もおり、ちゃんと上がってこれるのだろうか、うまく上がれない場合はどこへ不時着するのだろうかと気を揉む。
汗が体を冷やし始めて早々に退散。
清滝寺から先は上りとは別のルートで下る。
遍路を乗せたマイクロバスが何台も上がっていった。
マルナカ土佐店でブレーク。
普段はダイエットで米は我慢だが、チャリのときは糖分切れが怖いので必ず食べる。
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国道56号を西走。やはり国道は苦痛だ。
甲原から県道53号に入ると酔鯨のモダンな社屋がある。ここの酒蔵見学をさせてもらってからもう2年か。あの時は近くの亀泉もハシゴで見学してしこたま呑んだな。
やたらと軽トラが往来するなと思ったら文旦の収穫の時期らしい。
落ちてるやつは頂戴してもOKなのかしら。
鄙びた道を想像していたけどきれいな広い道。
勾配は緩く、山越えをしている感はない。
この先を右折して県道291号に入る。
さしたる困難もなくシャラッと日高村へと抜けた。
日没がちょい気になってたんでホッ。
日高村と思ったらめだか村なのか。
高知西バイパスの延伸工事をしている。これが最終的には高知松山自動車道となって松山まで繋がるんだなあ。
とまれ、知らん道は今年も面白い。