ナスが色鮮やかに漬かる!「鉄ナス」って知ってる?

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美しきナスのぬか漬け。

超発色イイネ。

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ナスって意外に難しくてこれまで失敗ばかり。

皮の紫はごっそり色落ちするわ、中身の白いところは酸化してドドメ色になるわで、どうにも見た目がよろしくなかったんである。

調べるとぬか床にサビ釘を入れるといいらしい。

鉄分が発色を良くするわけだ。

で、買ったのが「ザ・鉄野菜」

キュウリ、ニンジン、玉子型、かたちは様々なれど、ナスに悩まされたんでボクはコレをチョイス。

南部鉄器の鉄ナスである。

値段は700円ほど。

ペンダントとしてぶら下げられるくらいのサイズを想像してたら意外にデカかった。

こいつをぬか床にブッ込むわけだが、即効果が出るというわけでもなさそうだ。

初回も2回目も変わらずドドメ色に仕上がった。

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色味をキレイに出すもうひとつの方法として、漬ける前に塩をもみ込むというのがある。

3回目はアク抜きも兼ねて、塩水に浸けてみた。

ボクは2時間ほど浸けたけどもっと短くていいかも。

そしてぬか床へ漬けてみたのだが、バタバタしていて3日間も漬けっぱなしにしてしまった。

さすがにヤバいっしょ、と取り出してみたら色鮮やかに漬かっててびっくり。

でも塩抜きしないと食えないっしょ、思ったけど塩味も存外悪くない。

まあこれはぬか床の状態によりけりか。

結局、鉄が効いたのか、塩水浸けが効いたのかは判然としない。

鉄もある程度ぬか床になじませないといけないのだろうし、あまり長く入れすぎると鉄臭くなるという話もある。

このへんの塩梅がやはり教科書だけでは役不足で、実地を経てこそ前へ進めるってのがぬか漬けの面白いところ。

ナスはこれから旬。

色美しく漬かるとなかなかの僥倖ですぞ。

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