土佐清水の遍路道沿いにあるうどん屋「朋輩(ほうばい)」
その前は何度も通っていたものの、入り方がわからなかった。
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ほんなもんスッと入ったらええがな、とお思いだろう。
しかしながらクルマでしかアクセスのできない僻地にあって、店の周辺に駐車スペースが見当たらないのである。
数年前に一度、店の前に路駐して入り口を覗いたことがあるが、やっている気配がなかった。
しかも当時は店全体を流木で覆った異様な店構えで、来る者を萎縮させる雰囲気があった。
今回こそはとネット情報を漁ったところ、どうやらお店の北隣にある空き地が駐車場があることを突き止めた。
国道321号線からは直接入れず、いったん裏道に入らないといけない。
この日も人の気配がなく、駐車場側に営業中を示すサインもないため、今日もやってないのかなと思ったほどに商売臭がない。
ここはホームページも公式SNSもなく、本当の口コミのみ。
そのうえ入店までのこの敷居の高さ、うむワクワクする。
ボクらはこの「新谷商店コラボ、極上宗田節極薄削り」の極上かま玉(小)を注文した。
使用する卵は土佐ジローのだ。
天ぷらはシンキク、カボチャ、とり天を注文。
店内BGMは和物。
ほとんど知らない人で、シャザムでチェックしてみたがヒットしなかった。
坂本慎太郎ソロと、ゆらゆら帝国が1曲ずつかかった。
ご主人は先日の四万十市SILVERでの坂本慎太郎ライブにも行かれたのかも知れない。
一段下がったところに打ち場がある。
ボクの席からご主人がうどんを切っているのが見えた。
暖簾に使われているこの藍染の月齢カレンダー手ぬぐいがメチャかっこよかったな。
平日は11:30〜16:00。
土日祝は11:00から玉切れまで。
どうやら不定休のようです。
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さて、できあがりました、極上かま玉。
カウンターまで取りにいくセルフ方式。
実は以前、野外フェス竜串トロピカルの出店で、ここのうどんを食べたことがある。
そのときと同じようにこの日も「嫌いじゃなかったら黒胡椒かけてどうぞ」と勧めてくれたのが面白かった。
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実際、黒胡椒かけると美味いのである。
カルボナーラみたいで。
ボクは讃岐うどんの過剰なコシと、プラスチックのようなピカピカした質感にどうも馴染めないのだが、ここのは質感はマット、麺太め、ボクにもほどよいコシであった。
ちょうど佐川町にある「とがの藤家」さんのような感じ。
高知のうどんはこれ系なのかな?
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うどんの端くれでしょうか。
切らずにデロ〜ンと入ってました。