フィギュアアーティスト、イラストレーターのデハラユキノリさんがDay’n’Seaに来店下さった。
右がデハラさん。
左は高知屈指のクセ強い店、じんぜんじゅCafeのマスターである。
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有名人キター!ヤター!というノリでは決してない。
デハラさんとは25年来の因縁がある。
2年前にボクは↓こんな記事を書いた。
※関連記事
デハラユキノリTHE HOMELESS展をみて、ボクも今年は出していく! | ガタリ夜話
厚顔無恥も甚だしいのだが、記事中でボクは「Twitterでボクをフォローしてくれ」とデハラさんに一方的なラブコールを送っているのだ。
その因縁についてもつらつらと書いているので、お時間あればご一読いただきたい。
かいつまんで言うと、、、
✔︎25年ほど前、学生だったデハラさんが大阪のギャラリーで個展をしていた
✔︎たまたま入ったボクにデハラさんが個展のコンセプトを熱っぽく語ってくれた
✔︎気まぐれに覗いた個展にもかかわらず、作品がグサリ刺さった
✔︎高知へ移住し、酒の祭典「土佐のおきゃく」の大権現「べろべろの神様」がデハラさんの手によると知る
✔︎高知で行われた個展でデハラさんを見かけるも声をかけられず
✔︎2018年に書いたブログでフォローを乞う
✔︎2020年11月のある日、突然デハラさんからフォローがあり、ほどなく来店下さった
というのが事の顛末。
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大阪のギャラリーというのは道頓堀にあったブルーナイルという店で、夜はクラブイベントもやるイベントスペースだった。
その日は夜のイベントに出かけるのに、場所を確認しておこうと早い時間に立ち寄ったらデハラさんが個展をやっていたというわけ。
貰ったポストカードは以来10年超、住まいが変わるたび壁に貼った。
この人はいずれ世に出ると、そのとき直感したかどうか定かじゃないが、少なくとも世に出てきたときには「俺が育てた」と言えるよう、名前は忘れずにいようとデハラユキノリユキノリデハラと繰り返し唱えたのをよく覚えている。
当時は高知ご出身ということすら知らず、自分が高知へ移住して「べろべろの神様」でデハラユキノリの名前と再会し、改めてウィキってみてのけぞった。
NIKEやタワーレコードでの仕事、コンバースとのコラボ、いきものがかりのCDジャケット、きのこの山、たけのこの里のキャラクターデザイン、最近では作業着セレクトショップ、ワークウェイとのコラボなどなど。
ワークウェイがアツすぎる!これは高知最強のセレクトショップか! | ガタリ夜話
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マジか、てかクッソ華々しいやん。
ボクも様々頑張ってたはずだけれども、相対評価なら月とスッポン。
高知の個展で再会を果たしたとて声をかけられるはずもない。
だからこそデハラさんが拙ブログをご覧になり、Day’n’Seaに現れたときボクは呼吸を止めて真剣な目をして、ウレションを漏らした。
ボクの人生からすれば、25年前のあの日すれ違った若きアーティストが大きく飛躍して移住先の高知にいたってことからして奇縁なんだが、こうして再びお話できたことに喜怒哀楽の中でも特にレアな「喜」を強く感じずにはいられない。