高知県民に教わる大阪!外連味のないスタンダードの凄み「芦池更科」!

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大阪南船場、生き馬の目を抜くような商屋街の一角、そこだけ時が止まったようなメシ屋がある。

「芦池更科(あしいけさらしな)」さん。

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恥ずかしながらこの店、4年前まで大阪人だったのに浅学にして知らず。

前は何度も通ってるはずだし、タイプの店なんだがなあ。

高知にはなぜか大阪人より大阪を熟知する人がままいらっしゃる。

ある種面妖というほかない。

この店を教えて下さったのはそんな高知の御仁。

年に何度か大阪遊行する氏がこよなく愛するのがここの朝メシなのだ。

朝8時のオープン。

投宿したホテルから近く塩梅が良かったのでボクらも朝メシで訪れた。

肉吸い、ご飯、玉子焼き。

肉吸いつうのはひらたく言えば、肉うどんからうどんを抜いた汁もんである。

かなりの高齢のご夫婦で切り盛りされている。

厨房はご主人、奥様がホール。

奥様は脚をいためておられ、テーブルや壁を手づたいにして給仕して下さる。

こちらから取りに行こうかという気になる。

おそらくどれも写真から想像するそのままの味。

それが凄みとなって迫る。

ほっこりしまくり島倉千代子な、ボクの知らない大阪がここにあった。

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