もともと野宿遍路から始まったボクのキャンプ趣味。
野宿スタートだけに当初はキャンプ場という安全地帯に刺激が感じられず、バスの回転場みたいな所とか、空港島にある公園とかでキャンプしていた。
そんな野宿熱がフツフツと湧きおこる今日この頃、ここどうだろうと狙っているのが土佐清水の「うすばえ桜公園」。
唐人駄馬のキャンプ場からも近い。
見たところ、テントや火器の使用禁止の貼り紙はない。
聞き慣れぬ「うすばえ」とは漢字で「臼碆」と書く。
「碆(はえ)」というのは岩礁のことで、近くの海岸に「臼(うす)」の形をした「碆(はえ)」があるのだ。
黒潮が日本列島で最初に着岸するのがこの「臼碆」とされている。
着岸した黒潮は「臼」の中で渦を巻くらしい。
象徴的なその名を冠して「うすばえ桜公園」である。
斜面に造られた公園には、その名の通り桜がたくさん植えられており、、、
シーズンには花見ができるよう、平地を段々畑状に造成してある。
ドッグランがあり、、、
ツリーハウスがあり、、、
夜空の星をつかめるよう階段まで。
キャンプ目線で見てみよう。
公園の隣に民宿があるものの、人里からはかなり離れたロケーション。
野営に慣れていなければソロだとちょっと恐いかも。
平地は少ないが、この東屋の前がちょうど平らになってる。
ベンチ状にあつらえた岩も使い勝手良さそう。
芝のコンディションもグッド。
ほぼクルマでしかアクセスできないので、もちろん駐車場あり、、、
キャンプも想定してるよね?的な水場あり、、、
自販機あり、、、
そして面白いのがこのトイレ。
なんとバイオトイレである。
便器にあらかじめ投入されたウッドチップやヤシ繊維に含まれる微生物が、排泄物を分解するため水洗や汲み取りが不要という自然にやさしいトイレ。
日本ではまだまだ山小屋くらいでしか見られないバイオトイレが土佐清水に。
その性質ゆえ、備えつけのトイレットペーパー意外の投入は厳禁である。
使用人数がカウントされるのでちと恥ずかしい。
街灯もあるので意外に快適にキャンプできるのでは?
ただし正式にキャンプ場でもなければ許可されてもいないので、利用される際は自己責任のこと。
公園につながる道路は狭いので地元ファーストと心得て。
ゴミの持ち帰りは当然。
火を使う場合も芝生などへダメージを与えぬよう。
連泊は避けて撤去は早めに。
一切の痕跡を残さないスタイルでよろしくどーぞ。
男同士の軽装備キャンプに良さそうである。