しのごの言わずにまずはこの絶景をどうぞ。
愛媛県愛南町にある高茂岬である。
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豊後水道を望む要所にあり、戦中ここに敵艦の侵入を阻む監視所があった。
ちょうど写真左、芝の平坦地にその建物があったようだ。
この日、豊後水道のはるか先にはうっすらと九州の山影も見えた。
めくるめく絶景に言葉を見失い、口の端に感嘆符。
海辺の絶景にはさすがにもう驚かないかな、などという慢心を打ち砕くインパクトである。
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見渡せば視界180°以上、水平線の大パノラマ。
正面に見えるのは横山やすし師匠の出生地、沖ノ島である。
岬の先端まで遊歩道が付けられているようだったが、写真で見るより実際は急勾配で風も強いので、降りていくにはかなり勇気がいります。
石垣の里で知られる外泊集落からさらに先へ進むこと10km弱の秘境である。
「四国のランズエンド10選」というのがあったなら、ここはその一つに数えてよい。
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道中は細かいカーブが連続する1車線道だが、絶望的な狭さではないのでクルマの離合に問題はない。
というかそもそも誰も来ない。
岬には近代的でキレイなトイレもある。
万一この秘境で催してもシット・アンダー・ザ・スカイという無用な黒歴史を刻むこともない。