大衆酒場Day&Seaの冬メニュー、おでん始めました。
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おでんって超風情のある食い物だ。
入り口の引き戸を開けたとたん、中から漏れ出るムアッとしたダシと燗酒の混ざった匂い。
湯気が充満して湿度が90%を超えちゃってるような、あのむせかえる酒場の空気が好きである。
今回おでんにはまあまあな気合いとリソースを投入しているので、味には喜んでいただけると思う。
ボク自身味に敏感でいるため、まかないはおでんの日々である。
ニーズに応じた柔軟な変化もやぶさかでないが、まずは自分らが馴染んだ関西風で臨んでいる。
果たして高知ネイティブの味覚に訴えかけるかどうか。
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仕込んでるのは無論カミさんだ、手を出す余地はない。
もっともらしくのたまうのがボクの仕事。
バッチごとに味は確実に向上しており、仕込みサイクルも随分とこなれてきたようだ。
18時現在で気温が10℃を下回るようになる頃には、ドヤ顔レベルのおでんを召し上がっていただけるだろう。
牛すじはおでんの花形。
処理済みの既製品は使わず、土佐和牛のすじを生で仕入れている。
下処理から串打ちまで、すべて店内でやるという手の込みよう。
言うまでもないが、やってるのはカミさん。
ボクはオブザーバーである。
カミさんはネタによって別煮にしたりと手間を惜しまない。
美味くないとは言わせない。
てなわけで、気温が10℃切ったら来てよネ。