淡々と過ぎたようで、ちょこまかとトピックもあった2021年。
初めてラジオに出演したり、野外フェスでDJしたり、泊まりがけのチャリ旅を一緒に遊んでくれる友人ができたり。
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夏には高知もまん防で酒の提供ができなくなり、やむなく2週間の休業という憂き目もあった。
取り立てて大きな成長も突破もない1年だったけれど、遍路の紀行文「おへんろサマーオブラブ♡」を当サイト内にスタートできたのは小さな一歩である。
遍路を歩いたのは2011年、今から10年も前だ。
当時も紀行文を書いたものの作文に慣れておらず、モチベーションが切れて未完で頓挫した。
いつか続きを、と思いつつここまで先延ばしてしまったのだ。
10年目の正直でようやく作業を再開できたのは、否応なく時間の浮いたまん防休業の功罪である。
10年の先延ばしとて悪いことばかりではない。
拙コラム「ガタリ夜話」を長く続けたことで、以前よりは伝わる文章が書けるようになっているはずだし、読んで下さる方がいらっしゃる環境で執筆できるのはこの上ないモチベーションだ。
取り立てて大きな成長も突破もない1年と書いたけれど、それでも一歩進めようとするマインドは大切なのである。
派手なブレイクスルーがなくとも、たとえそれが牛歩でも一歩を進め続ければ、気がついたら見える地平は確実に変わってる。
そういうことを受け売りでなく、自身の経験から言えるようになった1年だったかも知れない。
天啓を寝て待って、一歩も動かないで老いぼれてくのはゴメンだ。
さて、今年も大衆酒場Day&Sea、ならびに我々夫婦に心をかけて下さった皆様、そして「ガタリ夜話」を読んで下さっている皆々様に御礼申し上げます。
2022年もいっそうのご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げ〼。