奈良では、
民家が、、、
オープンする。
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実はここ店舗であることを一切アピールしない、限りなく透明に近い焼き鳥屋「鳥安」さんである。
この店舗スタイルをボクは「住居以上、店舗未満」と呼んでるが、不思議とこうした店には当たりが多い。
ボクらとほぼ同時に入店した隣のオヤジが、席に着くや「ミックスと瓶ビール」と注文した。
常連の注文には乗っかれ。
オヤジの注文をそのままなぞってみる。
ミックスとは生ぎもとささみの相盛りである。
バチクソに美味い。
古都の秘め事めいた酒場で生ぎもと瓶ビールって…。
白目むいてイスごとゆっくり後ろに倒れてしまいそうである。
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やきとり串、3本で300円。
玉ねぎのねぎまね。
かわ串、4本で340円。
これは安い、揺さぶられる。
仏像とか正倉院の宝も保護されるべきだけれど、こうした酒場もレガシーとして同列に扱ってもらいたいね。
マヨネーズ焼き串、肝と玉道、もも焼き大中小、アロエサラダなどなど、数あるそそるメニューをおさえて〆に選んだのは、スープ270円。
なんと玉ひものスープ。
鳥安風に言えば玉道のスープか。
これがキラーな美味さ。
〆にもいいけど、これをアテにもう一杯いける。
食べログでは店名が「とり安」となってるけど、メニューに書かれた「鳥安」が正しいはず。
というかメニューに書いてなかったら正しい屋号はわからずじまいだった。
夕暮れにゆうゆうとホテルの植木を食む鹿たち。
ジスイズこれがPieceTime奈良。