この1、2年、繰り返し聴きたくなる盤はどうもLAがキーワードになってる。
特にフライングロータス主宰のレーベル、ブレインフィーダーは元気がいい。
LAジャズ界隈で話題になっていたブランドン・コールマンのニューアルバムもブレインフィーダーから。
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スティーヴィー・ワンダー、アース、ウィンド&ファイア、ケンドリック・ラマーら、錚々たる面子の作品に客演するキーボード奏者のリーダー作である。
互いに客演しあっている同じLAのカマシ・ワシントンの作品ほど霊的でなく、フュージョン、Gファンク系の、ボコーダーボイスを多用したポップでリラックスした曲が並ぶ。
むしろシティポップと言ってもいいような曲では山下達郎テイストが顔を出すことも。
そんな中、10:Giant FeelingsではいかにもLAらしい、いい意味で大味なスピリチュアリズムが炸裂していてメラメラと青白い炎が立ち昇るかのよう。