四国山地の辺境喫茶!「大田口カフェ」で炎とコーヒーを!

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高知と徳島をつなぐ国道32号線。

交通量のそう多くない旧街道のロードサイドに、しっとりと味わい深い喫茶店がある。

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「大田口カフェ」

とても潔い屋号だ。

店を持つとなると誰しも趣味やエゴ、ウケたい媚びがないまぜになって、ともすればキラキラ屋号に陥りがち。

地区名を冠しただけのエゴのない屋号はなぜか好感がもてる。

発音したときの「タンタタン・タタ」というリズムも小気味良い。

JR大田口駅から徒歩10分という立地である。

飯ものメニュー。

鹿バーガーが気になりますよね。

飲みものメニュー。

呑む構えだったのだが、瓶ビールが消されてた。

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てことで、コーヒーをばつつついーっと。

アメリカンみたいに色は薄いのにしっかりと味がある。

奥の天井に丸い穴が4つあいてるでしょ。

あれスピーカーが埋め込んであるんだそうです。

高知の山間部では薪ストーブが必須。

そういえば土佐北川駅前食堂でも年季入ったの使ってたな。

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駅前食堂には旅情と郷愁が詰まってる!「土佐北川駅前食堂」! | ガタリ夜話

焚き火でもそうだけど、炎って見た瞬間にパッと催眠術にかかったみたいにリラックス状態に入るから不思議ですよね。

1/fゆらぎというんでしょうか、炎から目が離せなくなる。

開放的な床まである窓はテラスへ出る戸も兼ねている。

窓の向こうは吉野川。

2018年で10周年という大田口カフェ。

今でこそ「わざわざ行きたい辺境の店」という売り方は一般的だけど、10年前はそうじゃなかったはず。

ラフティングのインストラクターをされていたご主人が吉野川のホワイトウォーターに惚れて、関西からここ大豊町へ移住して開業されたそう。

ファミリー向けにラフティングツアーもされてるので、興味ある方はSNSをのぞいてみては。

ちなみにこの日の店内BGMはお隣、本山町のブルースシンガー藤島晃一さんでした。

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