高知へ来てからなじみにさせてもらってる森田農園さん。
11月はショウガの収穫期ってことで、夫婦揃ってアルバイトに行ってきた。
高知はショウガの生産量全国1位である。
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Contents
初めての農作業
農作業って初体験だ。
強いていうなら小学生の頃、町内会で行ったイモ掘り以来か。
ショウガを掘り出す
やることはシンプル。
ガシッと茎を束ねて、綱引きの要領でショウガの塊を引っこ抜く。
土を払ったらそのまま並べていく。
追って女性陣がハサミで茎を落としていく。
シンプルな作業だけど……
土中に残った種イモ(種ショウガ)を、クワでかいて探して回収する。
と、この繰り返し。
腰にクる!
思ってたより重労働だ。
作業開始からわずか1時間で、早くも腰が悲鳴をあげる。
ラクな姿勢でやろうとするから、腰に負担がかかるのだ。
腹筋に力を入れ、腰を落とし、負担を分散するよう意識した。
ひー!こりゃあ全身運動だ。
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テレビで見たようなひと休みの風景
作業は8時から17時まで、昼休憩が1時間。
午前と午後の休憩には、アンパンやらぼんち揚げやらミカンやら、おやつが所狭しと並べられる。
収穫用のコンテナをひっくり返して腰掛けて、皆でそれを囲むわけ。
秋晴れのもと、労働の合間につまむアンパン×コーラの旨いこと。
バイトの面々
バイト仲間はイラストレーターさん、近く高知でカレー屋をひらくという東京からのUターンご夫婦、高知大の学生さん、などなどである。
森田農園さんが今回アルバイトを大量投入したのには訳がある。
収穫は時間との勝負
ショウガは霜がおりるとダメになる
それまでが勝負。
霜月である11月に入ってからスタートし、霜がおりるまでの短期間で収穫し切ってしまうために人手が要るのである。
ショウガの香りに包まれて
ショウガって土から掘り起こした瞬間から香りを放つんですね。
知らなかった。
切ったり擦ったりしてはじめて香り立つものと思ってた。
移動する太陽に時間の経過を感じ、野外で汗を垂らし、新鮮なショウガの香りに鼻孔をくすぐられる環境で仕事するのっていいなと思う。
運動であり、気分転換であり
「楽しいのは最初だけ。1ヶ月もやったらイヤになるよ」と森田さんは言う。
都合4日間の参加だったので、全てが新鮮だったのかも知れない。
ただ、普段1日中室内にこもって、PCに向かう仕事をしているボクからすると、精神衛生的にはこっちが断然いい。
体動かすから飯も旨いし。
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弁当ダイアリー
昼飯はカミさんの手弁当。
こちらは2日目。豚生姜焼き、ナポリタン、卵焼き。
3日目は焼きサバと炊き込みご飯。
毎回ランチタイムが楽しみだったなあ。
4日目はヤンニョムチキンと玄米。
初日のオニギリは、疲れと空腹で撮り忘れ。
圧巻!巨大ショウガ!
お土産にいただいたショウガの塊。
まだ土がついてる。
このサイズ、大阪で買ったらいくらするんだろう。
納豆×ショウガがすごいよ
最近はなんにでもショウガを入れる。
なので消費量がハンパない。
マイブームなのが納豆×おろしショウガ!
ポイントはおろしショウガを投入するタイミングだ。
必ずしこたま納豆を混ぜて粘りを出してから入れること。
働けどなお、わが生活楽にならざり
石川啄木じゃないが、働けどなおわが生活楽にならざり状態が続いてる。
本気で農家バイト行こうとハローワークで探してた矢先だったので、今回のお誘いは願ったり叶ったりだった。
まあ、焦っても仕方ない。
こうして森田農園さんはじめ、バイト仲間と関わっていると高知人としてのアイデンティティが少し広がったようで充足感もある。
のんびりと地域に根ざしていくのも悪くない。