ボクは音楽を聴くとき、シチュエーションを思い浮かべることが多い。
といっても大したバリエーションがあるわけではなくて、これは朝の喫茶店でだなとか、夕暮れにビール呑みつつだなとか、野外音楽会などで芝生に寝転んでだなとかいう程度の貧相なものである。
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端正なジャケと裏腹にディープでマッチョで不良な音楽、おれの目指す世界がここにある。 pic.twitter.com/8oe3QV03qz
— 高木壮太 (@TakagiSota) 2018年10月3日
今回紹介するジョニー・コロン(Johnny Colon)の「Boogaloo blues」はCAT BOYS高木氏のツイートで知ったものである。
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タイトルになっている「ブーガルー」というのはソウル、R&Bにカリブ海系のトロピカルなリズムを掛け合わせた音楽スタイルである。
90年代のアシッドジャズムーブメントの流れで再評価されて、様々なコンピレーションが編まれてましたね。
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ジョニー・コロンについてはブーガルーが流行った1960年代後半のトロンボーン奏者ということ以外、ネットでもほとんど情報がなくそのパーソナリティはよくわからない。
とまれ、生真面目すぎるジャケットからは想像できない猥雑なトロピカル音楽である。
4曲目「Descarga」なんて全身タトゥーのゴツい男たちが半裸で演奏しているかのように激しくチャカポコとドライブしていく。
ライブではスティールパンなんかも入れて、傾斜のある芝生にビール片手に寝っ転がって、組んだ足先でリズムを取りながら聴くというシチュエーションを思い浮かべました。
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