鶏足の丸揚げドーン。
これはかなりのインパクト。
揚げたてのアツアツにかぶりつく。皮はパリッパリだ。
しこたままぶしたガーリックパウダーが、ピリピリとした辛みがクセになる。
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いの町にあるわか鳥さん。
メニューはあし、手羽、ザンギ、キモの4種のみで、すべて揚げ。
店名から想像するのは焼き鳥屋だが、どちらかと言えばケンタッキーが近い。
実際、ほとんどのお客さんはテイクアウトのご近所さんである。
が、揚げたてをいくならやっぱイートインだろう。
ドリンクは生or瓶ビール、酒、ソフトドリンクが各種ある。
こちらは手羽。めっちゃデカくない?
なんとこれ手羽先、手羽中、手羽元、ムネ肉までがひとつながりになってるのだ。
手羽をまるごとブッちぎって油に放り入れたようなワイルドな一品。
ここはどのメニューもボリューミーなので、注文するときはご注意を。
この日はカミさんと2人で行ってあし2人前、手羽1人前で腹パンでした。
これはだいぶ前、5人くらいで行ったときに食ったザンギ。
ガリガリ食感の衣にガーリックパウダーのパンチが効いててコイサー!
個人的には初めて出会う味。キャラが立っててどの店とも似ていない。
なおザンギの部位はミックスである。
写真はないがキモも食った。
野生的に血の味がしてキモ好きにはたまらんかと。
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ひょんなことから知ったがこのスタイルの鶏料理、「揚げ足鳥」といって愛媛の四国中央市のご当地グルメなんだとか。
提供店が特に集中する川之江という街には若鳥という店もある。
これは偶然ではあるまい。
ネットから断片情報を拾い集めてみるに川之江の若鳥は本店、大門店、中曽根店とあって、わりと最近までいの町のわか鳥は「高知店」という扱いだったようだ。
現在は若鳥グループと袂を分けたか、屋号をわか鳥と微妙に変えてあるし若鳥との関連性も全くアピールしていない。
まあ部外者があれこれ詮索することではないけれど、気にはなるよね。
なんせ川之江には親父の実家がありボクの出生地でもあるから、子供のころの思い出がしこたま詰まった街なのだ。
しかし食べた記憶はないなあ。
「揚げ足鳥」という呼び名は近年になってからだろうけど、郷土食なのであれば聞いたことくらいはあっていいと思うのだが。
これは久しぶりに川之江の地を踏まねばなるまいよ。
ちなみにわか鳥と若鳥、発音はいずれも「わかとり」のようだ。