本当は昼間に桜パトロールしたかったのだが、なんやかんやで夕方になり、陽も暮れてからチャリを転がすことにした。
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これ、ボクが勝手にやってるナイトクル〜ジングという遊びで、なかなか面白いんである。
高知に住むようになってからは初めてだな。
ナイトクル〜ジングの一応定義みたいのがあって、基本的には無目的な彷徨であること。
ポイントは完全な無目的だと行動に張りが出ないため、仮の目的地を定めること。
仮の目的地、略してカリモクはなんだっていい。
思い出の公園、夜の職場、港の船、などなど。
今回ボクのカリモクは、
・アテが200円とウワサの居酒屋が現役かどうかチェック
・文化財級の激シブ酒場が現役かどうかチェック
・CMの小栗旬みたいな感じでチャーハンを食う
この3本立てで行ってみたい。
まず、アテが200円とウワサの居酒屋。
情報提供者の話では100〜200円ほどだったという。
大阪ではそういう店もままあるが、高知じゃちょっと考えられない。
店はJR入明駅北側の住宅地の路地にある。
現役だった。
場所柄ネイティブオンリー感の強い店ではある。いずれ行こう。
お次は文化財級の激シブ酒場。
旭町1丁目にある、ここ晩酌道場である。
おおかたの予想通り、やはり廃業されていた。
土曜の夜でこれだから確実だろう。
装飾テントを照らす灯りが悲しい。
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これが昼間の様子。
こぢんまりとした風体、2面ある出入り口、堪らないものがある。
間違いなくL字カウンター、片側3、4席ずつのキャパであろう。
見たところ戸もまだきれいだし、いつ頃までやってたんだろう。
この辺り再開発の話もあるし、その流れなのかも知れない。
なくしてしまうには惜しい店である。
最後は小栗旬。
本町の龍華にフラれ、愛宕町の玉華園にフラれ、たどり着いたのが愛宕町の萬来軒。
キター!小栗チャーハン!
あのCMをイメージしてワシワシ食う!
お店のじいちゃんとばあちゃんはTVに釘付けである。
何やら戦時中の中国が舞台のようなドラマ。
すごい速さでチャーハンこしらえて、また続きに見入ってました。
あとで調べたら「どこにもない国」というドラマで満州引き揚げ者の話らしい。
戦後の餃子屋や中華屋は満州からの引揚者が開くことが多かったと聞いたことがある。
じいちゃんももしかしてそうなのかも、と思わせるほどの熱心さである。
これから暖かくなればシーズンである。
各自カリモクを設定のうえ、職質にお気をつけてナイトクル〜ジングをお愉しみ下さい。